K
じゃあ今回は小学時代に醸成された嘲笑主義的内面が中学に移ってどう展開したかを考えていきましょうかね。
M
今日は内容や名前とかに突っ込みなしないんだw
K
もうメンド―になったわ。それに「結婚式」の記事をもって補助線とするってのも同窓会→小学時代の論じ方と同じだしね。
M
タシカニ。
K
で、どうなの?
M
中身のない敬語とかはそのままだけど、過剰に嘲笑的ではなくなったと思うよ。
K
それはなんでなん?
M
う~ん、よくわからん部分が多いんだけどね。中学に入ると「宗教と思索」みたいな思考をする機会は激減したとか現象面のことは言えるけど、それが思考や態度にどういう影響を与えたのかはわからん。まあ逆に何かがあって考えなくなったのかもしれんけど。
K
当時にあったオウム事件とかの影響は?
M
認識できる範囲では皆無だな。まあ俺にとっては「宗教」はすでに終わった問題だったってことなんだろうね。で、宗教も社会もどーでもいいわってことで狂気に傾倒するってな流れは前に書いた通りだ。
K
ふーん、じゃあ他には?
M
そういった「わかりやすい」話じゃなくて恐縮だけど、一つは剣道の影響じゃないかな。
K
あー、あの時代劇の影響で始めたやつねw
M
そうそうw
K
それは例えば「道」について何か感じることがあったとかそういうことなん?w
M
そんな高尚な理由じゃねーよwもっと卑近な話で、部の中で自分がお荷物だって自覚があったから、嘲笑主義という形での思いあがり・増長に歯止めがかかったってこと。
K
というと?
M
基礎から習うんでそもそも周りと差があって当たり前なんだけど、特に俺の中学校の剣道部は近所に全国レベルの道場があったため部員は単なる経験者レベルじゃないわけよ。まあ後に全日本剣道選手権大会で優勝するUさんのように九州学院へ行ったり、あるいは越境して京稜中学へ行ったりしてたからベストメンバーがそのままってわけじゃないけど、それでも九州大会を狙えるような人材が揃ってたわけ。まあそういう状況なのでレベル差が歴然としていて、地稽古では3年の先輩始めみなにボコボコにされるんだな。
K
相当手加減してもらっても?
M
そう。そんな風に流すような感じで相手されてもまるで歯が立たなくてね。元々かなりプライドの高い人間だから自分のふがいなさが腹立たしくてしょうがなくてさ。一年の時は悔し涙というものを生まれて初めて流したな。
K
そういう経験が、「周りのヤツなんてアホばっかりや」みたいな嘲笑主義を打ち砕いた、てこと?
M
ドアホ。誰が周りのヤツがアホなんて言うたかいな。
K
嘲笑ってそういうことなんじゃないんか?
M
そんな単純なものやったらこんなめんどくさい形式で話したり補助線なんざ張る必要ないがなwま、それはまたおいおい言うとして・・・その後は同じ学年の男子部員が俺含めて二人しかいなかった関係で試合にも出ねばならず、まあこれが負けに負けるわけですよ。
K
熊本という剣道の強い土地柄だけに?
M
と言い訳したいのは山々だがねwまあ負けは負けですよ。確か2年生のGWに鹿本かどっかで行われた試合まで部内の練習試合も含め一度も勝ったことなかったから、足を引っ張ってほんますんませんという気持ちが強くてね。そのため、仮に何かの機会に嘲笑的な思考とか浮かんできても、「お前お荷物のくせに何偉そうなこと考えてんねん」と自分で自分を嘲笑して終わりとかそんな感じやったな。
K
勝ち負けねえ。だったらそういう経験は4年も習ってきた水泳でもあったんじゃないの?
M
俺が行ってたスイミングスクールではタイムとかじゃなくて型通りできてるか否かで進級が決まったからな。あんまし勝ち負けって感じじゃなかったのよね。それに水泳は小二の頃に始めたものだったから周りと極端な差もなかったし。一応最後は一番上の級まで行く事もできたわけで。
K
なるほどね。じゃあそういう部内での自分の立場が初めて経験する類のものであり、嘲笑主義にブレーキをかけたと。
M
まあそういう抑圧的な側面だけじゃないけどね。たとえば水泳は週二回の練習だったけど部活は毎日あったので、単純にハードというかストレス解消になった部分もあったろうしw
K
それはまたわかりやすいw
M
まあそんなもんだよwあと前にも書いたけど、格闘マンガでオーラみたいなのが大きく描かれたりするじゃない?ああいうのを実感できたのは大きいかな。
K
なんだそれ?バ〇みたく世界がぐにゃりってなったりしたわけw
M
いやそんなんじゃねーけどさwさっき言った近所の道場の先生がたまに稽古をつけに来てくれていてさ。
K
あ~1年の後半とかね。てゆうかいちおう顧問の先生もいるのに何で来てもらってたんだっけ?
M
白々しいのwお前の同級にご子息がいたからだろうが。まあええわ。でその先生が普段は中肉中背で多少ガッシリしているくらいの印象なんだけど、防具をつけて対面すると岩のようにでかく見えるのにびっくりしたわけよ。まじ2mくらいあるように見えたからね。もしそういう経験がなかったらもっと理論偏向な感じになってたかもしれないし、少なくとも格闘マンガの描写とかをもっとバカにしてたんじゃないかな。ほんと経験してみないとわからんことがあるんやなって思った。
K
それはわかった。でもさ、そうすると例えば「なぜエロはいけないのか?」て話はどうなんの?あれ中学二年の時期だけど、それで周りの反応に対して「世の中バカばっかりだと半ば本気で思った」と書いてるやん。
M
ん~、一応ネタにしかできないことへの嘲笑とか「ムーたち書評」で書いた笑いの構造とかには繋がるんだけどね。もっと大きく言えば再帰的思考の話になるんだが、それはちょっとここでは手に余る話題なので別の機会に譲りたいところだな。
K
じゃあ同じ中2での極限状況での振舞いの話はどうなの?
M
それは掃除の・・・ってそろそろいい分量になってきたんでここいらで切り上げさせて次に回すことにしようか。
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