最初に普通の池を見て肩をすくめた私であったが、続いて眼前に飛び込んできた湖(どうしても「池」という言葉には卑近な響きがあって、この存在に対してその表現を使いたくない)は、写真でイメージしていたものより圧倒的な神々しさを感じさせるものだった。それは間違いなく単体でも美しい存在だが、手前の池との落差がよりその隔絶した美を感じさせることもまた確かであるように思われた。
また、この湖を見て、私は前から計画していた青森の十二湖に必ずや近いうち足を運ぼうと心に決めた。いっそ函館に飛行機で降り立ち、車を借りて青森探訪と稚内制覇を同時に成し遂げる作戦はどうか・・・と妄想を膨らましながら聖域をめぐるパンパースであった。
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