A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

田村能里子展

2008年09月22日 06時47分00秒 | 家族行事
9月18日(木)午後


話には聞いていたが実際にその人の作品を見るのは初めてだ。
連日のように日経の朝刊・夕刊に「田村能里子展」の広告が載っている。
興味が湧いてきた。
偶々東京都美術館の後に時間を見つけ
日本橋高島屋に立ち寄り「田村能里子展」を見学する事が出来た。

京都嵐山天竜寺の襖絵58点をこの度 田村能里子氏が奉納されたのを機会に
この展覧会となったわけだ。

「風河燦燦三三自在」と名付けられたこの大作
独特の「赤」を基調としてアジア系の人物像を描き上げている。
「タムラレッド」と呼ばれているそうだ。
画伯の創作活動の集大成と言えるだろう。







併せてこれまでの作品の展示もあったが
一点一点どれも見応えのある力作と思った。
ミスターマスダの個人的感想では
襖絵より精神性・芸術性は高いと思う。





芸術はその時代に生きている人達の共感を得 
また感銘を与える事が出来れば良いと思うが、
歴史の選択を経て時代を越えて100年後200年後にも
その耀きを失わなければ、これこそ本物であろう。

神社仏閣の襖絵は一般的に花鳥風月が無難だが
ニュニークなこの田村能里子画伯の襖絵 
次世代の人達の評価は如何に?


高島屋では「フランス展」も開催していた。
フランスの食品やワインの大売出し。
ワインンの試飲を一巡しただけでワインは購入せず。
折角なので「キッシュ」や「パテ」を購入。