森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

アマチャヅル(ウリ科)の実

2006年12月03日 | 自然観察日記
 さすがにもう無くなったが、つい最近まで緑の葉に青黒い実を付けていた。薬用植物としても結構耳にする機会があるがまだ口にしたことが無い。大して邪魔になるわけでもないが庭にはびこっている。晩秋、どんどん草木が休眠に入り寂しい時期には遊び相手になってくれる。こんなときにでもないとしみじみとは観察しないかも知れない。青黒い丸い実には鉢巻よろしく丸くリングが施されている。
 花は淡緑色の小さい地味なもの。雌雄異種。アマチャヅル茶の宣伝にサポニンを含むとある。オタネニンジンと同種の成分を含むとなっていた。なかなか優れものなのだ再認識した。