森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

フユノハナワラビ(ハナワラビ科)

2006年12月14日 | 自然観察日記
 シダ植物である。栄養葉は夏に枯れ秋に新葉をだし、冬場胞子葉を伸ばす。草姿が鉢植えで楽しむにはちょうどいいものだから「とこわらび」などといって飾られている方も多い。
 やや放置気味の公園の芝地に大群落が出来ていてちょと感激した。見つけられれば掘り取られてしまうのだが、幸いというか荒れた芝地に溶け込んでほとんど目立たない。しばらくはこのまま群落が維持されることだろう。私だけの秘密の場所になった。
 しかし、シダ植物はかなり苦手だからよく判らない点もおおいのだが、このハナワラビはいつも見かけているものに比べ小型である。栄養の問題なのか別種なのか・・。