森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ストレプトカーパス(イワタバコ科)

2006年12月23日 | 自然観察日記
 南アフリカ原産の移入種。最近急速に普及し鉢植えや庭に沢山見られるようになってきた。セントポーリアと同じ科だろうが花の感じがかなり違う。いずれも挿し穂(葉)で簡単に発根させられるから、温度条件さえクリアできれば栽培は難しくないと思う。ストレプトカーパスはまだないが、セントポーリアは何度も葉挿しで増やし鉢植えにして楽しんだ経験がある。株が古くなれば、また葉挿しし次々に更新を繰り返していけばいい。
 温暖で湿潤な環境に生育している種であることは直ぐにわかるが、発根のしやすさは、有性生殖で種子をつくり子孫を増やすというより無性的に栄養生殖をさかんにしていることを伺わせる。