森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ハクモクレン(モクレン科) 冬芽

2006年12月19日 | 自然観察日記
 少々暗いが花芽である。来春白い大きな花を咲かせるものだが、もう苞片が剥がれ落ちそうになっている。この時期、苞片が剥がれ落ちることは今まで気づかなかった。うかつである。モクレンの仲間にはこんな性質があるのかと、また一つ新しいことを学ぶことになった。
 一枚剥がれ覗いているのは内苞で荒い毛がびっしる付いている。これはこれで温かそうにも思えるが、このまま外苞を落とさないで二重に花芽を保護すればもっと寒さに対応するのにと思うのだが。何か他の意味があるのかもしれない。