森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ツバキ ヤブかユキか

2007年02月03日 | 自然観察日記
 越後の海岸沿いに暖地系のヤブツバキがあります。これも早春の花ですね。しかし、長岡など内陸の里山はユキツバキが定番です。ここは西山ですからヤブツバキの方がいいのかなと思いますが、しっかりと種の判定をしてきませんでした。躍起になってユキワリソウを探す最中の出会いで、やや急斜面意咲いていたツバキでしたから・・という言い訳。ユキツバキなら雄しべの花糸が黄色くなります。
 ところで、ユキツバキは多雪地帯の適応種、雪に押されても耐えられる特性を持ちますが寒さに対する耐性はむしろ劣るという話を聞いたことがあります。厚い雪のコートが必要だというのですが面白いですね。
 越後には、ヤブツバキとユキツバキが混成する地域もあって、さらに両種の雑種もあるのですが「ユキバタツバキ」というのだそうです。ツバキもいろいろなのです。