森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

芝生の中のノボロギク

2007年02月18日 | 自然観察日記
 越後ももう花の時期に入ってしまったのかなぁ。いろいろなものが咲き始めてきましたね。もちろん「おっかなびっくり」でちょっと開いては寒波のぶり返しで直ぐ閉じるような用心深さで・・。そしてこの時期、地面に這いつくばっていたものがむくむくと盛り上がって来て、心なしか芝生に緑色が戻ってきたような気がします。
 ノボロギクはヨーロッパからの帰化植物で極々普通にある雑草ですが、早春に見つけると感激します。雪の降らない地方なら年中咲いている代物ですから愛でられることは少ないのかな?ここは越後の雪の里、同じものに向かう想いはかなり違ってきます。「厳しさ」を経験すればするほど気持ちが豊かになるということもあるような気がします。