これも越後を代表するスミレですね。私は春の自然観察ガイドをするときは決まってオオバキスミレの話をします。越後に暮らす人はキスミレはありふれた存在でその良さが理解しがたいようで雑草の類に思われている方もチラホラ。そこで、見方を変えて欲しいという想いで「越後の自慢」なのだということを力説しています。
先日取り上げたスミレサイシンです。もうとっくに花は終わっていいのですが、まだまだ綺麗に咲いています。これはスミレサイシンの地下茎なのですが、地中でなく地表に這っていたため緑化しています。この少し太めの茎をとろろのようにすりおろして食べたのでしょうか。「とろろスミレ」といわれる所以です。かつて真似をしてみましたが美味しいという代物ではありませんでした。