長い葉の植物は地味で見分けも難しいことからいつも敬遠されています。それでもたまには陽の目を見せてあげないといけないですね。山道の斜面などに細長い葉が沢山垂れているスゲがあったらショウジョウスゲと考えていいでしょう。赤褐色の小穂が赤みを帯びていることから「猩々スゲ」とされるのだそうですが、慣れた人でないとその意味が飲み込めません。私は、この長細い葉を歌舞伎の猩々の舞いで振り回す髪の毛の印象で覚えています。
余談ですが、「しょうじょう」という名がついたショウジョウバカマをある園芸売り場で「少女袴」という名札で売られていたという話を聞いて笑ってしまったことがあります。和名の由来を調べると感心させられたり面白いことが多々ありますが、時間とともに意味が分からなくなっていくものなのでしょうね。
余談ですが、「しょうじょう」という名がついたショウジョウバカマをある園芸売り場で「少女袴」という名札で売られていたという話を聞いて笑ってしまったことがあります。和名の由来を調べると感心させられたり面白いことが多々ありますが、時間とともに意味が分からなくなっていくものなのでしょうね。