森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

イヌスギナ

2010年05月16日 | 自然観察日記
「スギナをてんぷらにすると美味しい」ということで、山菜のイベント用にスギナも持ち込まれました。その摘んできたスギナのなかにツクシとスギナが一緒になったような変わったものが混ざっていました。これはイヌスギナという種で、胞子を作る茎と栄養を作る茎に共に葉が付いていることが大きな特徴です。写真の左側がイヌスギナ、右が普通のスギナです。
 スギナのてんぷらはしゃきしゃきとして結構美味しかったのですが、このイヌスギナには毒成分があるとか。採集する時に少し気をつけないといけませんね。

コウライテンナンショウ

2010年05月16日 | 自然観察日記
 信濃川を挟んで西側の丘陵公園の里山フィールドミュージアムでは見かけないのですが、東側の東山連峰ではよく見かけます。西側にはヒロハテンナンショウが多い気がします。両種はいずれの地域にも生育して入るものの、個体数の密度が違う感じなのですね。偶然私が見ている場所の問題があるのかもしれませんが・・・。