タムシバがまだ花を残しています。もう終わりでも不思議ではないのですが・・・。気候がおかしいですね。ところで、コブシに似ていますからしばしば混同してしまいます。長岡の東側にはコブシは余り見られず多くはタムシバです。しかし、西山丘陵はタムシバとコブシが混在していて、ちょっと面白い地域になっています。
大形の目立つ花ですから昆虫などを意識したものでしょうが、タムシバの花には蜜がありません。花粉も先端に付けるのではなくおしべの両脇に生じます。いずれも原始的な形態とされ、モクレン科の花は被子植物の初歩的な花ということになっています。それでも 雄しべと雌しべの熟すタイミングがずれていて近親交配を出来るだけ避けている工夫が見られます。