森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

マッソニア

2011年02月01日 | 自然観察日記
 乾燥地帯の植物のようですね。大きな葉が2枚、その間から花茎が伸びて集合花を咲かせています。マッソニアという名前が付いています。花はユリ科のように見えますが、最近は大家族のユリ科を小分けするような流れがあるようで「クサスギカズラ科」となっています。分類学の最先端の知見はもっていませんから識者の意見を尊重しなければなりません。しかし、かつて恩師が話されたことが印象的です。権威ある図鑑等を執筆されている方の『資料を参考にする場合それぞれの人の考え(思考体系・分類体系)は違うのだから安易に混ぜて利用してはいけない・・・』。学名など調べてみると、別々の編じゃのAの図鑑とBの図鑑では異なっている場合が結構多くあります。
 それはそうとこういうタイプの植物からコノフィツムなどの多肉食植物が示す形態へと進化するのでしょうね。