森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ヒゲネワチガイソウ

2018年12月29日 | 自然観察日記
今まで何度か取り上げてきた種ですが、あまり印象に残らない種です。昨年も平標山の山麓部で花のない個体を認めたのですが、振り返ってようやく思い出した次第です。ナデシコ科の軟弱な多年草です。

ヒゲネワチガイソウの花後

2018年12月29日 | 自然観察日記
今回の収穫は花の終わった直後と思われる状態を観れたことでしょうか。花は上を向いて咲くはずですがこの個体はやや下を向いています。花弁も縮れていて花後時間が経っていないことを示しています。

ヒゲネワチガイソウの全体

2018年12月29日 | 自然観察日記
この個体は単独で生えています。群生しているものはなくまばらに他の種があまり生えていない場所を選んで生育している様子でした。本州から四国にかけて広く分布しているようですが実際に見られる場所はかなり偏っているようです。新潟県内の分布は正確には分かりません。個人的な記憶では県境に近い魚沼地域で観ているだけです。

ツマトリソウ

2018年12月29日 | 自然観察日記
同じサクラソウ科のツマトリソウが見られました。花の時期です。同じ科ですからなんとなく似た感じがします。ただ、花弁がツマトリソウは多く7弁です。