せり科のシシウドと同じ仲間のアマニュウという多年草です。シシウドほどではありませんが大型の種です。木漏れ日の小道の沢沿いに見られました。全北海道や本州・四国に自生する種とされます。新潟県内にも自生しているらしいのですが残念ながら私は今まで一度も県内では確認できていません。分布図集を見ると意外と広く平均的に採集記録があり驚いています。ただし、偏りも見られます。それでも私が歩いてきたような場所にも自生がありましたから、みる目のなさや注意力のなさを恥じています。
アマニュウは葉に大きな特徴があります。1-2回3出羽状複葉という形式ですが小葉はあまり細かくなっている感じがしません。アマニュウは食用として利用されてきたいきさつがあり食べると甘いことから名付けられている話です。私の周りにはアマニュウはありませんが機会があれば一度食してみたいと思います。