貴重なカッコウソウに出会えたのは良かったのですがこれからのことや環境を考えるとやや暗い気持ちでした。スギ林内の貧弱な植生を見ながら歩いているときも幾分憂鬱な面持ちなのですがヒイラギソウの花を見ることができたので気分が変わりました。この花も過去にはたくさん自生していたのでしょうが生育場所はごく限られていました。保護のためこの種にもローピングされていましたが、スギ植林内では無駄な行為のようにも見えます。
青い1~2cmほどの花が10個ほどかたまって咲いている様は感動ものです。今では絶滅危惧種に指定されているのですが、かつてはしばしば大きな群落を見ることがあったそうです。この花が大きな群落を作って咲く光景をぜひ見てみたいものです。