やや険しい尾根筋はアカヤシオが群生していてかなりの個体数。地域の人保護に力を入れている様子で目印もついています。花の頃は見事な景観になるのではないかと思います。カッコウソウ以上にアカヤシオが主になるのではと思いました。
アカヤシオは花が早いためヤマツツジが咲くころにはすでに終わっています。花が終わった後に葉が展開してきます。アカヤシオの葉は5枚の葉。伸びる枝はせいぜい10cm。一節だけ伸びたらもうこの年は新しい枝を伸ばしませんから、成長は極めて遅く1mの樹になるには途方もない時間が必要なのです。岩場などの多い尾根筋にじっくりと時間をかけて生育し生き残ってきた貴重な日本を代表するようなツツジです。本当に大切にしていきたいものです。