森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

尾根筋の植生

2019年06月21日 | 自然観察日記
鳴神山はスギの植林で覆われていて興味は減退気味なのですが尾根筋は狭いながらも本来の雑木林でここはとても魅力的な空間になっていました。

アカヤシオの森

2019年06月21日 | 自然観察日記
やや険しい尾根筋はアカヤシオが群生していてかなりの個体数。地域の人保護に力を入れている様子で目印もついています。花の頃は見事な景観になるのではないかと思います。カッコウソウ以上にアカヤシオが主になるのではと思いました。

アカヤシオの葉

2019年06月21日 | 自然観察日記
アカヤシオは花が早いためヤマツツジが咲くころにはすでに終わっています。花が終わった後に葉が展開してきます。アカヤシオの葉は5枚の葉。伸びる枝はせいぜい10cm。一節だけ伸びたらもうこの年は新しい枝を伸ばしませんから、成長は極めて遅く1mの樹になるには途方もない時間が必要なのです。岩場などの多い尾根筋にじっくりと時間をかけて生育し生き残ってきた貴重な日本を代表するようなツツジです。本当に大切にしていきたいものです。