研究見本園はほぼ湿地環境です。そんな中にトモエソウが見られました。湿地といっても凹凸があって根系の水分状況は違うのでしょうが、トモエソウは経験的にあまり湿地と結びつきませんでしたから新しい発見のような気がしました。こういう場所にも生育する性質があるようです。オトギリソウ属の中では花が最大の種で見栄えがします。
この日は朝からずっとシトシトと降る雨でした。せっかくの花が雨に濡れてしまっていますが、それでも美しく咲いていてくれました。ただ、しべは濡れて束になってしまいいています。晴れていればふんわりした独特な風情があるのですが・・。花はスクリュウみたいな感じがしますから「トモエ」という名が付いています。