イブキトラノオです。ササ類も見られますから湿原とはいえかなり乾燥化している場所なのでしょう。明るい高原の草地にしばしば大きな群落を作っているのですが、ここはまだぱらぱら状態。湿原が陸化が進むにつれ時間とともにイブキトラノオの大きな群生地に変わって行くのでしょうか。
花径の先端に細長い穂状の花序を付けます（厳密には総状花序になっているようです）。「虎の尾」という名前が付きますが、どうしてこんな名前が付いたのか不思議です。
タデ科イブキトラノオ属に分類されます。日本にも数種あって、ハルトラノオやムカゴトラノオなどが同属です。クリンユキフデも同じ属です。全体の雰囲気は違うように見えますが花を見るとなるほどという感じです。
