ミズチドリ

尾瀬屋の花の研究見本園を歩いて最も心に残った花がミズチドリです。花の時期がちょうどよくそこそこの個体数がありましたから大いに感激しました。高原の湿地に見られるツレサギソウ属で最大の種でかつ花が純白のとても美しいランです。

ミズチドリの花

花序は穂状で３０個以上の花が付き下から順に咲いていきます。

ミズチドリの花 拡大

一つ一つの花は純白な小鳥が飛んでいるように見えますから、チドリの名前は的を得ているようです。

ミズチドリの葉

葉は披針形。茎を抱くように数枚の葉がらせん様についています。

湿原に咲くミズチドリ

ミズチドリはまとまって生えていることはなく広い湿原に点々と見られました。奥の網は鹿よけの網です。尾瀬ヶ原には鹿の被害がひどくて重要な場所は網で囲われていました。