昨年12月から冬期間に昨年訪れた尾瀬の花々を見てきました。3月も半ばを過ぎそろそろ春の息吹を感じ始めてきてはいますが、今年は昨年以上に雪が多くそれも2月に入って積雪量が増したため、まだまだ散策し花々を楽しむような状態になっていません。春の訪れは半月は遅い感じがしますから、もうしばらくは昨年の資料を基にブログを綴っていくことにします。そこで、昨年秋に湯沢町のアルプの里に出かけたときに目にした花々を取り上げながら、季節が進むのを待つことにしたいと思います。
世界最大級のゴンドラで湯沢高原の海抜約1000mほど上がったところに作られているパノラマパークです。ボブスレーなどの施設や散策路がいろいろありバスなども走っていて実に広々としたところでした。冬季はスキー場になるようです。アルプの里はこのパノラマパークの奥に作られたロックガーデン風の高山植物園です。
ロックガーデンは在来種も散見できますが、かなりの種が外国種でした。物珍しいものも沢山あって興味が尽きないのですが、初めて見るものが多く脳のキャパシティーが少なくなっていることもあり系統や類縁がなかなか整理できないものも多くありました。これはセイヨウダイコンソウという名が付いていました。葉は確かに在来のダイコンソウに似ていますが花が驚きでした。
ダイコンソウの花は黄色いものという固定概念があるのでしょう。オレンジ色のダイコンソウには度肝を抜かれました。世界は広いとつくづく感じたものです。花も大きくこのまま園芸的に利用しても十分使える素晴らしものです。それにしてもこのような種があまり流通に乗っていないのでしょうか、今までに出会ったことがありません。