関東以北の太平洋側の海岸の岩場に点々と自生するといわれるキク属の一つです。植栽したものが自然に増えたものでしょうか、特にまとまって生えているわけではないのですが、ロックガーデンのあちこちに見られました。自然界のものは出会ったことがありませんので、こういう場所で勉強できるのは大変ありがたいことです。
園芸的に流通して利用されているようで、私の知人が栽培しているといいます。北海道の襟裳地方で採集されたものなのでしょうか、エリモコハマギクという名前が付いたラベルを目にしました。コハマギクも産地でいろいろな変異をしているのでしょうか。草丈は20cmほどで、ロゼット的に根生葉が発達しています。