ハクウンボク(エゴノキ科) 3 2007年05月24日 | 自然観察日記 エゴノキの仲間ですから、花はよく似ています。もう少しすると越後の里山にはエゴノキが満開になりますが、ハクウンボクは少し花期が早いものです。 この花はすべて結実するものでなく一房に数個の結実すればいいでしょう。それに反して、エゴノキは実も鈴なりになります。この差が分布する個体数の差になってもいるのでしょうか。
ハクウンボク(エゴノキ科) 1 2007年05月24日 | 自然観察日記 林の中にいると気づきにくいけれど、単木であると目立つ樹です。純白の花が沢山付いていました。「もうこんな季節になったなぁ」。毎年ハクウンボクを見るときには、なぜか時の移りを感じてしまうのです。
タツナミソウ 2 2007年05月23日 | 自然観察日記 花の形を波頭に見立てたものだそうですが、口を開けた雛鳥のようにも見えます。まねき猫の腕のようにも見えるという人もいます。 2個ずつ同じ方向に咲く花の意味は何でしょうね。葉は互生や対生で反対側に付くものが普通で、輪生でもかなりの角度で方向が違います。同じ方向に咲く積極的な意味があるのだろうと思いますが宿題にしておいてその意味をゆっくり考えます。
タツナミソウ 1 2007年05月23日 | 自然観察日記 シソ科の植物で山野の木陰に自生しています。これはタツナミソウという太平洋側の種ですが、各地にいくつかの種があります。園芸的にも取り扱われていますから鉢植えや庭先にも見かけます。 深緑の時期に入り華やいだ雰囲気がなくなりました。そんな時山道を散策すれば足元にタツナミソウのユーモラスな花に出会うことができます。
ホウチャクソウ(ユリ科) 2 2007年05月22日 | 自然観察日記 アマドコロのように時に2つの花が仲良く並んで付くのですが、今回は1つの花しか見かけません。あくまでもひっそりと静かな雰囲気でこの花に向き合います。もうそろそろ春も終わりです。
ホウチャクソウ(ユリ科) 1 2007年05月22日 | 自然観察日記 群生もしていて比較的よく出会うものですが、林の中に静かに咲いています。ホウチャクとは「宝鐸」と書いて、お寺の建物の軒先に下がっているものだそうです。これになぞらえての命名とのこと。
ユキグニカンアオイ(ウマノスズクサ科) 3 2007年05月21日 | 自然観察日記 緑がかったこの写真のような個体が典型的なユキグニカンアオイです。ところが、植物図鑑では「ユキグニカンアオイ」という種で紹介されているものがほとんどないのです。 もともとカンアオイの仲間はその分布にはアリが関係しているとか、1Km進むのに数万年くらいかかるのだという話を聞かされたことがあります。その真偽は定かでありませんが、分布域を広げる力はとても少ないことは確かなようです。つまり、閉鎖的な個体群が点在しているということになりますし、そこで生じた変異は広がらずごく狭い範囲で受け継がれてしまうことになります。 カンアオイの仲間は地域の変異がとても多いので分類的にはなかなか問題が多いグループなのです。 「プラムワールド」・・私のお店です。お立ち寄りください。 http://www.plum1.com/
ユキグニカンアオイ(ウマノスズクサ科) 2 2007年05月21日 | 自然観察日記 この個体の花はかなり紫がかってコシノカンアオイに近いようです。花の大きさや葉の様子からはやりユキグニカンアオイとすべきでしょう。
ユキグニカンアオイ(ウマノスズクサ科) 1 2007年05月21日 | 自然観察日記 越後にはコシノカンアオイが普通にありますが少し奥に入ると小型の花を咲かせるカンアオイがあります。ユキグニカンアオイと名づけられているのですが花の色など変異があるようです。 「プラムワールド」・・私のお店です。お立ち寄りください。 http://www.plum1.com/
タヌキラン 2 2007年05月20日 | 自然観察日記 これは雌花。雄花はこの先にありやや細め。植物は出来るだけ自家受粉しないような工夫が見られます。カヤツリグサの仲間は雄花を花序の先端に付けそれより下に雌花をいくつかつけているものがおおいですね。熟す時期も少し違えている場合がおおいものです。花のスタイルは典型的な風媒花ですから、華美に飾ることは必要ないのです。
タヌキラン 1 2007年05月20日 | 自然観察日記 カヤツリグサ科の植物です。といっても馴染みがないでしょうね。何処にでもあるけれど、イネ科同様このグループは見捨てられます。でも、そんな中でタヌキランはユーモラスな雰囲気があって言い得て妙だなと思っています。 同じように見えるイネ科植物とカヤツリグサ科の簡単な見分け方を一つ教えましょうか。イネ科の茎は円形ですがカヤツリグサ科の植物はほとんどは三角形です。こんど手にとって見てください。例外もありますけれど・・。 「プラムワールド」・・私のお店です。お立ち寄りください。 http://www.plum1.com/
ウワミズザクラ 3 2007年05月19日 | 自然観察日記 魚沼の名産(?)に「あんにんご」というのがあります。この蕾を塩水に漬け込んだもので酒の肴にいいとか。下戸の私にはわかりませんが、独特の香りと苦味があります。
ウワミズザクラ 2 2007年05月19日 | 自然観察日記 ウワミズザクラの語源は「樹皮に溝をつけて火にくべ、占いに使った」ことに由来するという話を耳にしたことがあります。その内容はどういうものなのかまだ判りません。 同じ仲間にイヌザクラというのがあります。これはあまり見かけないのですが、妙高の笹ヶ峰で昨年秋見かけました。高原ですからもう少しするとイヌザクラの花が見られるでしょう。ウワミズザクラと比較すると面白いと思います。
ウワミズザクラ 1 2007年05月19日 | 自然観察日記 サクラのシーズンは遠におわり深緑の真っ只中という時期ですが、越後の里山にはワミズザクラが咲いています。房咲きでサクラといっても全く印象が異なるもので、森の中に入っても深緑に埋もれてあまり目立たないこともあります。