今年は紅葉も遅いという話も聞かれましたが、同じように例年みられるキノコが遅いように思いました。
久しぶりにサンコタケに出会いました。確かに密教に関係する三鈷杵(さんこしょ)と形が大変良く似ていてキノコの面白さや楽しさを伝えてくれるキノコです。
久しぶりにサンコタケに出会いました。確かに密教に関係する三鈷杵(さんこしょ)と形が大変良く似ていてキノコの面白さや楽しさを伝えてくれるキノコです。
ヒメシロネは全国の湿地に普通にみられる種とされます。もちろん里山にもたくさん見られます。ニホンハッカと並んで生育していると両者の差異が際立ってより深く理解したように思えてきます。何事も多くのものを比較し検討することはより深い知識を得ることになるのだとつくづく思います。
ニホンハッカということもある野生のハッカです。裏磐梯のレンゲ沼周辺の湿地に小さな群落がありました。野生のハッカを観るのは初めてです。ハッカというとミントを連想しますが、ミントとは異なり全くの別種です。全国の山野の湿地にまれにみられるようです。
調べてみると日本各地でこのハッカを栽培しハッカ油を取っていたようです。江戸時代の後期に越後湯沢でも採油していた記録があるのだそうです。かなり以前から日本の文化になっていたようです。西欧のミントと共通の属ですが性質はおとなし目で雑草的なミントの繁殖力はないようです。