森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ウリノキの葉

2020年10月28日 | 自然観察日記
普通浅く3裂し葉先が鋭く尖る形質を持ちます。里山など比較的浅い山野によくみられる低木です。

サンコタケ

2020年10月28日 | きのこ・菌類
今年は紅葉も遅いという話も聞かれましたが、同じように例年みられるキノコが遅いように思いました。
久しぶりにサンコタケに出会いました。確かに密教に関係する三鈷杵(さんこしょ)と形が大変良く似ていてキノコの面白さや楽しさを伝えてくれるキノコです。

サンコタケの拡大

2020年10月28日 | きのこ・菌類
サンコタケは三本の腕のような部分の内側に胞子を作る部分が合できます。この個体はやや古い個体です。本来ならば黒い胞子が帯状にみられるものですがこの個体にはありません。すべて流れ落ちたのでしょう。


ヒメシロネ

2020年10月27日 | 自然観察日記
ニホンハッカの生育する湿地にはヒメシロネもたくさん見られます。シソ科としては同じですが属は別。しかし、花が葉腋にかたまって付くところはよく似ています。

ヒメシロネの花

2020年10月27日 | 自然観察日記
ヒメシロネは全国の湿地に普通にみられる種とされます。もちろん里山にもたくさん見られます。ニホンハッカと並んで生育していると両者の差異が際立ってより深く理解したように思えてきます。何事も多くのものを比較し検討することはより深い知識を得ることになるのだとつくづく思います。

ハッカ(ニホンハッカ)

2020年10月26日 | 自然観察日記
ニホンハッカということもある野生のハッカです。裏磐梯のレンゲ沼周辺の湿地に小さな群落がありました。野生のハッカを観るのは初めてです。ハッカというとミントを連想しますが、ミントとは異なり全くの別種です。全国の山野の湿地にまれにみられるようです。

ハッカ(ニホンハッカ)の花

2020年10月26日 | 自然観察日記
シソ科の種です。ハッカの花は上部の葉腋に集まって付きます。最初見たときはシロネノ仲間かな?と思うほど。しかし、花は大きめで大きな塊になっています。一つ一つの花は薄い紫色を帯びた白い花です。

ハッカ(ニホンハッカ)の葉

2020年10月26日 | 自然観察日記
調べてみると日本各地でこのハッカを栽培しハッカ油を取っていたようです。江戸時代の後期に越後湯沢でも採油していた記録があるのだそうです。かなり以前から日本の文化になっていたようです。西欧のミントと共通の属ですが性質はおとなし目で雑草的なミントの繁殖力はないようです。

バイカウツギ

2020年10月25日 | 自然観察日記
見覚えのある葉をしたウツギの仲間がありました。新潟県内ではまれに出会うバイカウツギです。今まで気づきませんでしたが福島にも自生しているようです。