森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ヒエラキューム

2022年03月26日 | 自然観察日記
アルプの里のロックガーデン、ガレ場風の場所にこの花が目に付きました。ヒエラキュウム・アルピヌスというプレートが付いていました。一見タンポポのような頭花ですが葉はロゼット様ではあってもタンポポとは明らかに異なる別属の種だと判断できます。

ヒエラキュウムの頭花

2022年03月26日 | 自然観察日記
ヒエラキュウム属というのを調べて新たに分かったことがいくつかあります。この属は在来種にはあまり多くなく、フタマタタンポポとミヤマコウゾリナくらいしかないようです。帰化種のコウリンタンポポも同じ属だそうです。いずれも頭花は複数付き大きさもこの種に比べ小さい頭花です。

ヒエラキュウムの根生葉

2022年03月26日 | 自然観察日記
ヒエラキュウム属は日本名ではヤナギタンポポ属となります。ヤナギタンポポは県内でもパラパラと自生はあるようですが、残念ながら私は観ていません。過去に出会ったことがあるのは野反湖の湖岸でした。しかし、このヤナギタンポポと目の前のヒエラキュウム・アルピヌスとの類似性が分かりません。

ヒエラキュウムの果実

2022年03月26日 | 自然観察日記
花後の果実の様子です。ミヤマコウゾリナの果実は今まで直接観察したことがないのですが、ネット上で見つけた果実の様子から同じ属だというのは納得できます。うかつでしたが、コウゾリナとミヤマコウゾリナとカンチコウゾリナはいずれも「コウゾリナ」という名前が付いていましたから、みんな同じ属と思い込んでいました。しかし、コウゾリナとカンチコウゾリナはコウゾリナ属でミヤマコウゾリナはヤナギタンポポ属で別のグループなのだと理解しました。

ホテイマンテマ

2022年03月25日 | 自然観察日記
アルプの里のロックガーデンの真ん中あたりに見られたのですが、花数が少なくてあまり目立ちませんでした。しかし、変わった花が目にとまったため近づいてみるとナデシコ科のマンテマ属のホテイマンテマという名前のプレートが付いていました。

ホテイマンテマの花

2022年03月25日 | 自然観察日記
マンテマという種があります。この種もヨーロッパ原産の一年草で最近至る所で見かけるようになってきました。このホテイマンテマもヨーロッパ原産の種ですがマンテマに比べて花は大きくがく筒が非常に大きく膨らんでいるのが特徴です。

アルプの里

2022年03月24日 | 雑記
昨年12月から冬期間に昨年訪れた尾瀬の花々を見てきました。3月も半ばを過ぎそろそろ春の息吹を感じ始めてきてはいますが、今年は昨年以上に雪が多くそれも2月に入って積雪量が増したため、まだまだ散策し花々を楽しむような状態になっていません。春の訪れは半月は遅い感じがしますから、もうしばらくは昨年の資料を基にブログを綴っていくことにします。そこで、昨年秋に湯沢町のアルプの里に出かけたときに目にした花々を取り上げながら、季節が進むのを待つことにしたいと思います。

アルプの里手前の開放的な庭園(パノラマパーク)

2022年03月24日 | 風景
世界最大級のゴンドラで湯沢高原の海抜約1000mほど上がったところに作られているパノラマパークです。ボブスレーなどの施設や散策路がいろいろありバスなども走っていて実に広々としたところでした。冬季はスキー場になるようです。アルプの里はこのパノラマパークの奥に作られたロックガーデン風の高山植物園です。

セイヨウダイコンソウ

2022年03月24日 | 自然観察日記
ロックガーデンは在来種も散見できますが、かなりの種が外国種でした。物珍しいものも沢山あって興味が尽きないのですが、初めて見るものが多く脳のキャパシティーが少なくなっていることもあり系統や類縁がなかなか整理できないものも多くありました。これはセイヨウダイコンソウという名が付いていました。葉は確かに在来のダイコンソウに似ていますが花が驚きでした。

セイヨウダイコンソウの花

2022年03月24日 | 自然観察日記
ダイコンソウの花は黄色いものという固定概念があるのでしょう。オレンジ色のダイコンソウには度肝を抜かれました。世界は広いとつくづく感じたものです。花も大きくこのまま園芸的に利用しても十分使える素晴らしものです。それにしてもこのような種があまり流通に乗っていないのでしょうか、今までに出会ったことがありません。

オオレイジンソウ

2022年03月23日 | 自然観察日記
研究見本園を過ぎ帰路に就く途中でオオレイジンソウに気づきました。来るときには気づかなくても目線が逆になると気づくものもあるものです。亜高山帯の林縁で時々見かける種です。決して多くはなく今まで数か所で見たことしかありませんでした。新潟県内では記録はあるものの個人的にはまだありません。苗場山周辺に多いようですが他地域では稀です。ほぼ花が終わっている個体でした。

オオレイジンソウの花

2022年03月23日 | 自然観察日記
花径の上部に僅かに花が残っていました。トリカブトに似た花で「舞楽の奏者である伶人(れいじん)が被る冠」に似たところから名付けられているそうですが、花の形が映画の「エイリアン」の頭部に似ているという人の話の方が印象に残ります。オオレイジンソウの特徴は距が長いということと花の色が黄白色であることです。近縁種でアズマレイジンソウという種がありますが、この花は薄いピンク色をしています。