ムカゴネコノメソウ?の生えている脇にセントウソウが芽を出しています。高所のせいか小ささが目立ちます。里山の林の際などでも見られる野草ですが赤城の山の中で見ると新しい高山植物かなと思ったりしてしまいます。季節によっては受ける印象がとても違いますね。
カジカエデの咲く近くに小さな枯れた沢がありましたから車から降りて少し散策してみました。落ち葉が積もっていてほとんど植物らしいものが見られない中岩陰にネコノメソウの仲間が見られました。ツルネコノメソウかと思いましたが葉が対生しています。調べてみると絶滅危惧種とされるムガコネコノメソウではないかと思いました。地中性の走出枝がある種とされますが掘り起こしなどはしていません。マルバネコノッメソウにも似ているのですが花期が早いのはムカゴネコノメソウのようです。
久しぶりにカジカエデの花に出会えました。カツラなどと同じで花の時期は早く葉がまだ出ないような早春に見られます。赤城山の大沼は海抜1300m強ですが山麓は新緑のタイミングでもこの辺りはまだ冬景色に近い状態です。高度を上げるにつれていろいろな段階のカジカエデを見ることができました。