昨年暮れにいつもお世話になっているお宅の玄関前にボランティア仲間が正月飾りを作りました。
門松とは違って、枝つきの竹や松を門の両側に配置して、赤い実の目立つナンテンを添えた素朴なものです。 シデをはさんだ横のしめ縄もわらで作ったものです。
手作りの心のこもった正月飾りですね。 フットワークの良いつながりに感心するばかりです。
私の元旦の恒例は、複数の新聞の「論説」を読むんです。 というのは、各新聞社がこの新年をどのように迎え、主張しているかに温度差があり、それが面白いということです。 またそれ以上に、日本の現状と方向をどう考えているかについてのヒントになり、自分が置かれている位置がその中でどこにあり、それをどのように「消化」していくか、の参考にしたいというわけです。 それを自分の生活に活かしているかどうかははなはだ疑問ですが。 矛盾だらけの葛藤に生きているからね。
「サンケイ」「読売」の主張は、毎年、感情的で政治的な論調でしたが、今年は冷静で論理的なのが意外でした。
「朝日」は、授業改革の要としての「対話」重視のルポ。「日本経済」は、戦後日本の3番目の奇跡を起こせるかの提起。「産経」は、人工生命可能から、「ボーダー」が消えていく時代性を提起。 「読売」は、警視庁公安資料流出のスクープ。 以上が1面の記事でした。
中山間地に住む身としては、今後の農林業政策が気になりましたが、ほとんどの新聞は経済成長を言いながらもこの分野についての提言は皆無だったのです。 置き去りの農林業はやっぱり変わらないのかなー。