磐田市にある「伏見念力稲荷神社」へ出かけた。 そこのキツネ像はなかなか迫力ある作品だ。 狛犬のように、向かって左のキツネは「巻物」を、右は「宝玉」をくわえていた。
常夜灯の中には小さな白狐。 「念力」というのは阿部清明にあやかってのことだろうか。「庚申信仰」「陰陽道」といい、江戸時代は想像以上に「道教」が庶民の心をとらえていたんだなー。 一方、個人的には「老子」思想が現代を内側から変えるヒントを秘めていると感じている。
それにしても、神社の参道沿いにアスレチックがあるのはじつに興ざめだ。 その遊具のかたわらから鳥居のてっぺんに乗ることすらできる。 20年前の自分だったらやりかねない。 経過はわからないが、景観への配慮というものが感じられない。