静岡で最初に気に入ったのが佐久間だった。 山並みを独り占めできる眺望に感激して田舎くらし計画に弾みをつけた場所だった。 しかし、どこの物件も崩落危険地帯の急峻な所にある家屋だった。 きょうはその懐かしい場所を通過しながら、廃屋の連鎖風景に心を痛めたところだ。
そんな環境のなかで、「新そばまつり」が13回目を迎えるという。 1000人を越えると思われる参加者が会場を埋め尽くした。 うれしいことだ。 限界集落をかかえるこの山村にこれだけの人が集まることは、当事者の人にとってどんなに励ましになったことだろう。
そば道場を体験してみた。 以前はそば粉に温水を入れて混ぜる方法だったが、ここでは普通の水だった。 ただし、こね方を丁寧にやっているところが違うような気がした。 300gだったので手早くできたのでホッとした。 さっそく、麺類の好きな和宮様にそのままクール便で贈ったのでした。
まちおこしを懸命にすすめている地元のお母さんたちの奮闘が目立った。 あしたからまた、過疎の現実が日常になるのだろうが、心から声援を送りたいと思う。