黒い粉はバケツいっぱいになった。
なんとそれは、ダルマストーブの煙突のススなのだ。 実際は画像の倍近くはあったのだが、 こんなにも溜まるものかとびっくりするばかり。 煙が部屋に充満してしまった原因がこれだったのだ。 こびりついた煤は、煙突用タワシと即席で作った引っかき棒が活躍した。 初めての煙突掃除だった。
いい勉強になったが、田舎暮らしは想定外のことが起きるし、手間暇かかる不便さがつきまとう。 時間だけはゆっくりしてくれるのがせめての慰みだ。
大変な思いをして煙突を設置したが、きょうは少しずつ取り外しながら夕方近くまで煙突掃除。 この大量の煤は、何かに活用できないものだろうかと、「もったいない」心が騒ぐ。
これで安心してさっそく点火。 夜の外は雪が降ってきた。 掃除さえこまめにやれば、安いダルマストーブも大きな戦力になる。 いただいてきた薪の殆んどは杉材が多いので、30分に1回は補給しなければならないが、それでも家全体が暖まっていくのがなによりだ。
同じ地区の集落で不幸があり、昨日打合せ、きょうが通夜、明日が告別式。 3日連続で全世帯が集まる。 親戚の顔ぶれをみると、見知った人ばかり。 やはりそれほどに、血縁関係が深い地域なんだなー。 とはいえ、地域の結束力は都会は足元にもおよばない。 しかも、集落の縁戚以外はみんな平服なのである。 これはとてもうれしい。