アメリカに進出したトヨタ「レクサス」誕生には涙ぐましい物語があった。
北米に進出するには、名門ブランドのキャデラックやリンカーンを凌ぐ必要があった。地道な市場調査から高品質・機能性・安全性・価格・アフターフォローに優れた高級車種「レクサス」を産みだした。
その戦略は見事成功し北米の高級車のあり方を画期的に変えていく契機となっていく。2005年には日本に逆輸入するほどとなった。ロゴの由来は諸説あり明確な見解が発表されていないようだが、ちなみにトヨタデザインの基本は、エルフィネス(L-Finesse)とし、[L]は先鋭(Leadinng)、フィネスは感性・技術を表現する。
トヨタがカローラを発売したのが1966年というからいまだ長命の人気ブランドを保持している。
カローラはラテン語・英語では「花冠」を表しているが、そのロゴの変遷の歴史はまだ解明されていない気がする。
新しいロゴの「C」はカローラを意味するのはわかるが、中央は花芯なのだろうか、はたまたトヨタらしく消費者と生産者との「きずな」なのだろうか。
栓抜きのような拡大鏡らしき先に絆・平和があるデザインは進化してきたカローラそのものの歩みを語っているように思える。