山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

天をにらんで八重桜の塩漬け

2022-04-25 22:43:06 | 食彩・山菜・きのこ

 先週は地元でも八重桜の満開だった。わが家でも、「松月」という八重桜が満開。和宮様は、開花8割くらいの「松月」の花を収穫していく。周りは八重桜の代表の「関山(カンザン)」が圧倒的に多い。それもそのはず、見事な濃桜色たっぷりの八重だからだ。しかし、「松月」は、ほんのりした淡い桜色なので、関山より赤系色が弱い。だから、これを塩漬けにするとなると、桜色がうまく出るかどうか、和宮様は心配しながら作業を行っている。

   

 花が全開したものは白っぽくなるので、開花しつつある蕾を狙って収穫していた。収穫した花はよく洗わないと、ゴミや虫も付いている。きれいになったその花を一晩塩漬けし、水が揚がったら白梅酢液に二晩漬けていく。そうして、家庭用重石で圧力をかける。

 さらにそれを、平ザルに花一束づつ並べて、天日干しにかける。これが天気に翻弄されるのだ。なかなかカラリとした快晴に恵まれない。

  

 なかなか乾ききらないので、天日干ししてから室内で灯油ストーブや扇風機で乾かしていく。涙ぐましい作業に勤しむ。おかげで、部屋のなかは桜と梅酢のミックスした匂いが漂う。

    

 ここまでやれば、ゴールは目前となる。手間がかかるので忙しい主婦ではなかなか手が出ない。今回だけは家庭用乾燥機で乾かして仕上げとする。

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