昨年の桑の実はカビによる病気のため全滅だった。今年は石灰をしっかり撒いて対策としたが効果はあっただろうか。実が赤くなってきたが、部分的に白いのもあるので今年も期待はできないかも。と同時に、実だけの枝があった。そう、葉が食べられていたのだった。ちょうど、シカの食べやすい高さの葉や枝が食べられているのを今年も発見。病気は残念ながら強く伐採する強硬手段しかないかも。
クワノキのすぐ近くの畝にインゲンの種を撒いておいた。貴重なムラサキインゲンの種からほぼ100%の確率で芽が出始めたのが先月末のことだった。それが先週、その三分の二が食べられていた。当局に聞いたら、最近、アナグマが付近を徘徊しているから注意を呼び掛けたばかりだという。たしかに、害獣柵の周りは小さな穴があちこち掘られている。
葉っぱだけ食べられていたので、シカの食害も考えられるが、柵を越えたり破った形跡はない。すると、隙間から侵入したアナグマが犯人らしいことは推測できた。隣の畝はトンネルシートで覆っていたので大根やチンゲン菜は無事だった。たまたまインゲンだけ裸のままだった。オラのわきの甘さがまたもや露呈する。しょうがないので、平さやの「ロマノ」インゲンの種を撒いていく。
シカやアナグマからの上からのまた下からの食害があり、さらには病気と相成り、なかなか思い通りとはいかない春なのでした。とはいうものの、ほかの畝のほうれん草・水菜・ロメインレタス・パセリ・キャベツなどの野菜は比較的順調に生育しているので、ほぼ毎日、野菜サラダが食卓の必需パートナーとなっているのが素晴らしい。野菜価格高騰のさなか、畑があるのがありがたい。