山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

裏山の夏の花

2017-07-21 20:12:38 | 植物
 裏山の道草山のあちこちに「ヤマユリ」が咲いている。
 ウイーン万博(1873年)で注目されたユリは、その後日本の輸出品の大きな一角を占めるようになる。

                                
 近くの国道の脇にはこのヤマユリの花が迎えてくれている。
 今月は国道の草刈りの時期でもあるが、ヤマユリを避けて草刈りしてくれている。
 いつ見ても、気品にあふれている。
 そんな議員を探しているがいまだに出会えていない。

   
 裏山で群生している主要な花は、「アキノタムラソウ」だ。
 各地にはナツノタムラソウやハルノタムラソウという仲間もあるようだ。
 アキノタムラソウは秋には花が終わっていくので、本当はナツノタムラソウの名前がぴったりなのに、すでに先人がいるので、宙ぶらりんのままの植物なのだ。
 人間と同じなんだなー。

                          
 「ヒヨドリバナ」がしっかり咲いていた。
 この仲間も雑種が多いらしく、サワヒヨドリとの違いがわかりにくい。
 長野に以前山登りした時、よく似た「ヨツバヒヨドリ」に出会ったのを想いだす。
  
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森からヒグラシ、草からバッタの登場

2017-07-20 22:07:52 | 生き物
 梅雨収束宣言のせいか、夕方近くからヒグラシの初鳴きがいちだんと響いてきた。
 照りつける草むらで草刈機を振り回す。
 そんなとき飛び出したバッタたちの姿が多く目撃するようになる。
 「ツマグロバッタ」のオスは黄褐色でわかりやすいが、メスは枯草色なのでとてもわかりにくい。しかも、名称が「ツマグロイナゴ」だったり、「ツマグロイナゴモドキ」だったり、図鑑により統一されていない。

                          
 茶褐色のバッタがいたが、「マダラバッタ」らしい。
 バッタによって保護色になったりして一致する画像がない。
 なのでとりあえず、マダラバッタにしておく。

       
 秋ではないのに「ヤブキリ」が突然夜にやってきた。
 卵管があるのでメス。
 古語では、コオロギのことをキリギリスと呼んでいたが、なぜ変化していったのかが謎だそうだ。ちなみに、当時はキリギリスのことを「ハタオリ」と呼んでいた。
   
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ついにイノシシ参上!

2017-07-19 20:08:47 | できごと・事件
 昨日の深夜のこと、ゴソゴソ音がするのでネズミがジャガイモを食べに来たかなと、起きてみたが確認できなかった。
 ところが朝、道草山に大きな穴が2ヶ所開けられていたのを発見。
 まわりにも小さな試し掘りもあった。

                         
 これは間違いなくイノシシの仕業だ。
 しばらくご無沙汰していたが、いよいよの登場だ。
 画像ではわかりにくいが、40cmほどの深さはある。ぬた場も作っていた。
石垣だけは破壊してくれるなよ。
すぐさま、道草山の草刈りを実施する。

    
 大がかりな草刈りをして休んでいたら、靴下が血痕で真っ赤になっていた。
 イノシシが連れ合いを運んだのに違いない。
 血を吸われた足はやはりなかなか止血しなかった。

 こちらも久しぶりに「ヤマビル」に吸血されていた。
 ヤマビルを探しにサンダルを履いたら足の裏にいたので、塩漬けの刑に処した。
 
     
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多食の夜盗虫に清楚な尺取虫

2017-07-18 20:45:36 | 生き物
 大根をすべて取り出すが葉っぱがすっかりない。
 すると、土の中から「シロシタヨトウ」(白下夜盗虫)の幼虫が続々出てきた。
 きれいな模様に感心するが、大食漢の害虫だ。
 どうりで、葉が無くなってしまうわけだ。
 危険を察知すると頭を隠して丸まるらしい。
 卵から成虫まで4カ月ほどかかるらしいが、それぞれの色や形が違う。

                         
 近くのナスにはカメムシが食べに来ているが、「ショウリョウバッタ」もちゃっかり来ていた。
 どおりで穴だらけの葉っぱが多かったし、ナスの実も一部かじられている。

   
 わが家の入口の路上に白い蝶のような蛾「シロツバメエダシャク」(シャクガ科)がいた。
 デザインがシンプルで涼やかな清楚感がある。
 幼虫の食草(樹)がイチイというが、まさにそれがすぐそばにある。
 ということは、成虫になって間もないということか、一見弱々しく思える。

 夕方、雷がとどろき、強い雨が襲ったので、開けっぱなしの窓をあわてて閉める。
 が、雨はすぐ止んでしまったので、また窓を開ける。
 穏やかな日々にわずかな蠢動が日常を覆す。
 
 
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梅ジュースの出番だ!

2017-07-17 20:44:44 | 食彩・山菜・きのこ
 座っているだけで汗が出てきてしまう日々が過ぎていく。
 ついつい畑に出る時間が遅くなってしまう。
 無理をしないことだと言い訳して、漬けておいた梅を除いて、梅ジュースにする。
 合計ペットボトル2.5本分になった。
 これでひと夏を乗り切るのだ。

                        
 さっそく飲み出すとお代わりが欲しくなる。
 毎日3杯くらいを水代わりに飲んでしまう。

 熱中症にそなえて1時間に1回は長い休憩を入れることにしている。
 地球的規模の異常気象も日本の自然災害も考慮しないとね。

 トランプよ、目先のアメリカファーストで国とアメリカ人の品格を落とすなよ。
 といっても、アメリカファーストはじつはずうっとアメリカの長い伝統であるのをマスコミは忘れている。
 正義と民主主義を標榜する仮面の裏にアメリカファーストを貫徹してきたのを見逃してはいけない、とブツブツ言いながら梅ジュースを一気に飲み干すのだった。
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スイカ大きくなってくれー!

2017-07-16 20:47:59 | 農作業・野菜
 雑草に埋もれてしまったスイカを救出することにする。
 肥料が効いているせいか雑草のほうが元気だ。
 そのうえ、ウリハムシが集団で襲いかかっている。

 ソフトボールくらいまではなんとかたどりついたが、いつもそれからが失敗の連続だった。
 きょうは一日がかりで草刈りをして藁をひき、発泡スチロールの皿を敷いて、防虫網をかける。
 これを狙っているテロリストにも注意を払わなければならない。

    
                          
 すいかの隣には、パプリカを植えてある。
 黄色いパプリカは初めから黄色だった。
 赤いパプリカは濃い緑色だが、これが赤くなるのがいつも不思議に思う。

                            
 トウモロコシも順調に育ち、穂を出してきた。
 これからがテロリストとの勝負となる。
 仕事がかなり増えそうだが、欲望のためには汗をかかなくちゃね。                          
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ホイッスル砲の復元

2017-07-15 21:41:21 | 歴史・文化財
 先日、偶然見た東海道品川宿の海岸寄りの小さな公園にあった「浜川砲台」。
 ぺりーの再来航に備えて土佐藩が独自に8門を配置した、そのうち一番大きい「30ポンド6貫目ホイッスル砲」だった。
 2015年11月に「品川竜馬会」をはじめ地元が資金を集めて復元が実現した。

                         
 佐久間象山塾に通っていた19歳の坂本龍馬が沿岸警備も担いながら、この界隈を往来していたらしい。
 ペリーが世界最新鋭の「ボートホイッスル砲」をボートに積んで江戸城を射程にいれ武力外交で日本を脅したとき、幕府はその1門を提供するよう要望した。
 
     
 ペリーのOKをとって1年、江川太郎左衛門を中心についにそのコピーを実現、日本の防衛力は錆びついていたが、技術力は確かだった。
 そういえば、信長・秀吉時代の鉄砲の技術的・戦術的水準は世界一だったというから、鎖国はしていても関連する技術力は民生利用としても磨いていたわけだ。

 小さい砲台はそんな歴史の一コマを語ってくれる。
 ちなみに、「ホイッスル砲」の体長は短砲、「カノン砲」は長砲ということだった。

 
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トマトついに収穫だぞ

2017-07-14 21:12:29 | 農作業・野菜
 縮小したトマトハウスのなかでついにトマトを収穫した。
 一時はトマトづくりを断念しようとさえしたが、小さな一歩を重ねた結果だ。
 大玉トマトはまだ緑色だが侵入者が現れなければまもなく収穫へといきそうだ。

                      
 ミニトマト第1号をいただく。
 うん、うまいぞ。
 が、10年近くになろうとしている百姓なのに、いまだ自信がない。

         
 トマトの脇芽を摘んで植えていたらけっこう苗が大きくなってきた。
 するとまた、欲望という皮算用が作動する。
 梅雨が終わりそうな気配の中、忙しくなりそうな夏が本格やってくる。
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パンダでもキョンシーでもないラミーちゃん!?

2017-07-13 20:48:55 | 生き物
 畑の隣に雑草ゾーンを確保している。
 といってもそこは、石も多く、ツルウメモドキやカラムシなど硬い茎の植物群落がある所でもあるからだ。
 今はカラムシ王国になっている。
 ここでの楽しみはラミーちゃんとの出会いなのだ。

                         
 ラミーちゃんの体長は10mm~15mmほどの小さなカミキリムシ。
 むかしは関東にはいなかったらしいが、温暖化でちらほら北上しているらしい。
 まるでテントウムシのように華麗に飛ぶ。
カラムシの仲間の食草ラミー草からとったのが名前の由来だそうだ。

   
 とにかく、青白色と黒とのツートンカラーがモダン。
 しかも、頭部の模様がパンダのようなキョンシーのようなロボットのような、思わず見とれてしまう、笑ってしまう可愛いさなのだ。

                        
 模様ではルリボシカミキリのツートンカラーと似ているが、大きさが大違い。
 しばらくカラムシゾーンの前で様子を見るが、なかなかシャッターチャンスをくれない。
 それほど敏感で忙しい「ラミーカミキリ」。

 きょうは昨日の大雨で行方がわからなかったが、きっと葉の裏側に隠れているのに違いない。
 それもそのはず葉をかじっている跡があるからね。
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夏野菜の収穫やっと開始だー

2017-07-12 19:46:44 | 農作業・野菜
 いよいよかやっとか、夏野菜の収穫が始まった。
 隣の師匠からいただいた苗から新鮮な「キュウリ」を収穫する。
 今のところ、失敗した苗がないのが大きな進歩。
 また心配していたうどんこ病も今は出ていない。

                          
 「モロヘイヤ」も順調に育ってきていたので、摘芯を行う。
 さすがアフリカの野菜、連日の灼熱の太陽の下でも真っ直ぐ天に向かう。

   
 「ナス」は、黒い糸を周りにめぐらしたせいか、カラスからの襲撃はなくなった。
 「ピーマン」はやや生育はもう一歩だが、実を着実に着けてくれている。
 「万願寺トウガラシ」は順調に実をつける働き者になってくれている。

                             
 苗が1本だけしかない「セロリ」も食べごろになってきた。
 これら収穫した野菜のほとんどは、宅急便のダンボールに詰められた。
 収穫が多いと送料も跳ね上がっていくが、それはそれで楽しみな瞬間でもあるのだ。    
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