久しぶりに雨の散歩を楽しむ。ねらいは、茶畑の石垣に生息するキセル貝に会うためだ。雨が降ったときときどき見に行ったときがあるがいずれも不発だった。しかしきょうは二体に会うことができた。食材は雑食のようで、野菜くず・苔類・石灰岩・枯葉などだが、石垣には苔がいっぱい生えている。
いつも絶滅してしまうのではないかと心配していたが、逢えてよかった。雨の時以外はまったく発見できないので、普段は石垣の隙間に隠れているらしい。オイラが寝小便を心配していた時代、植え込みの土の上で空のキセル貝をときおり発見して、海でないのになんでこんな貝があるのかが不思議だったのを想い出した。
キセル貝のいたすぐ近くの石垣で、「コウガイビル」も発見。じつは、コウガイビルの食事は、ミミズ・ナメクジ・カタツムリなどの肉食なのだ。したがって、キセルガイの天敵はコウガイビル。キセルガイに危機到来を教えてあげたいが日本語は通じない。生きるって死と同居しながら伴走することなんだなー。