2008年6月14日は、栃木県粟野町(現鹿沼市)へ先週に引き続き石仏巡りに出かけました。それにしても、川(思川源流地域)と山々に囲まれた石仏巡りは気分が良く、ついつい沢が流れていればそこで大休止。また、さわさわと梢を渡る木の葉の音が見えればその下で又しても休みたくなり、敷物を広げてコーヒー等を飲みながら野鳥の声に聞き惚れて先へ進めませんでした。従って、今回は先週以上の数少ない石仏調査となりました。もっとも、どこにあるか分からない石仏を探し歩くのですから、一つの石仏に巡り逢うまでが大変で、時には所在地を尋ねようと訪ねた民家で長居をしてしまったりと、たった1基の石仏に辿り着くまで1時間も掛かってしまう有様ですから…。もっとも、そんな石仏巡りが好きな私ですからこれも致し方ありません。また、車の鍵をするどころか窓を開け放したままで1時間以上も放置しておける山地ならではの暢気さもあって、内を歩き回って石仏を探し歩く楽しさも加わってのことですが…。
さて、今回も先週の引き続きで粕尾地区にある双体道祖神の残り3基も訪ねました。何しろ昔に写真撮りに一度しか行っていませんでしたので、1箇所はそれを探すまでに時間が掛かってしまいました。所在地が昔の訪ねた雰囲気と様変わりしていたからです。それら、先週と今回の粟野町粕尾地区の双体道祖神、8基は全画像をHPの方へ纏めて掲載しておこうと思っています。当地の双体道祖神の最大の特徴は、他の県の道祖神と違ってその祭祀場所にあります。それら全ては、馬も通れない昔の古道沿いにあります。従って、その昔の道が分からないと所在地も分かりませんし、塞の神信仰で祀られた以上に道行く人の安全を願って祀られた、文字通りの「道祖神」なのです。それだけに、祀られている場所はじめじめした場所が多く、その像容の劣化は激しいもので早急な対策が必要かと痛感しました。
同時に、この地区は中世に始まったという「粕尾三十三番札所」があります。それらの観音堂のほとんどは酷い状態にありますが、石仏を巡るにはこの33ヶ處の札所所在地が分からないとどうしようもありません。しかし、現在では地元でその信仰は完全なまでに忘れ去られていますので、内でも近くにある所在地が知らない観音堂や跡地となっています。その為に、三十三番札所探しもこの地区の石仏巡りの難敵となって待ちかまえています。先週と今回の二度の聞き込みでも、1箇所だけはどうしても見つからずに次回への繰り越しとなってしまった有様です。そうまでして石仏巡りをしても、見つかる碑塔はそのほとんどが代わり映えのしない家畜塔や巡礼塔などです。時々、そんな私を慰めるように庚申塔がその中に交じっている程度ですから、石仏巡りの成果としてはガッカリ物ですが、これもこの地区の石仏分布を知る上には欠かせないことと割り切って、それ以上の自然風景の素晴らしさに身を置ける幸せを感じながら一日を楽しく過ごしました。
そんな訳で、恐らく次回もこの粟野町粕尾地区へ入ることになるでしょう。
さて、今回も先週の引き続きで粕尾地区にある双体道祖神の残り3基も訪ねました。何しろ昔に写真撮りに一度しか行っていませんでしたので、1箇所はそれを探すまでに時間が掛かってしまいました。所在地が昔の訪ねた雰囲気と様変わりしていたからです。それら、先週と今回の粟野町粕尾地区の双体道祖神、8基は全画像をHPの方へ纏めて掲載しておこうと思っています。当地の双体道祖神の最大の特徴は、他の県の道祖神と違ってその祭祀場所にあります。それら全ては、馬も通れない昔の古道沿いにあります。従って、その昔の道が分からないと所在地も分かりませんし、塞の神信仰で祀られた以上に道行く人の安全を願って祀られた、文字通りの「道祖神」なのです。それだけに、祀られている場所はじめじめした場所が多く、その像容の劣化は激しいもので早急な対策が必要かと痛感しました。
同時に、この地区は中世に始まったという「粕尾三十三番札所」があります。それらの観音堂のほとんどは酷い状態にありますが、石仏を巡るにはこの33ヶ處の札所所在地が分からないとどうしようもありません。しかし、現在では地元でその信仰は完全なまでに忘れ去られていますので、内でも近くにある所在地が知らない観音堂や跡地となっています。その為に、三十三番札所探しもこの地区の石仏巡りの難敵となって待ちかまえています。先週と今回の二度の聞き込みでも、1箇所だけはどうしても見つからずに次回への繰り越しとなってしまった有様です。そうまでして石仏巡りをしても、見つかる碑塔はそのほとんどが代わり映えのしない家畜塔や巡礼塔などです。時々、そんな私を慰めるように庚申塔がその中に交じっている程度ですから、石仏巡りの成果としてはガッカリ物ですが、これもこの地区の石仏分布を知る上には欠かせないことと割り切って、それ以上の自然風景の素晴らしさに身を置ける幸せを感じながら一日を楽しく過ごしました。
そんな訳で、恐らく次回もこの粟野町粕尾地区へ入ることになるでしょう。