旧盆真っ最中の14日は、主な目的を拓本取りと決めていつもの栃木県旧今市市へ向かいました。それでも最初は、途中にある見逃していた碑塔幾つかを調査してから、本日最大の目的地である大沢地区日光杉並木沿いにある松平正綱公の杉井並木寄進碑です。手拓しなくても、全文が読める状態なのでこれまでサボっていましたが、やはり日光を代表する記念碑だけに手拓することにしました。碑面が非常に風化しているため、手拓するのに少しばかり難儀しましたが、それでも1時間余りで完了することが出来ました。特別指定になっている碑を、誰の許可も得ずにのんびり手拓出来る幸せと、杉並木から吹き抜けてくる涼風に気持ちよい手拓時間でした。(その内容は、知らない方もいるかと思い、別のHPの方へ全文を掲載しておくことにします。最も明日以降になりますが)。
さて、それを終えてから、今度は追分地蔵尊へ向かいました。境内にある延宝4年銘の庚申燈籠。手拓をせずに読んでいたのでどうにも自信が無く、今回は何としてもそれを手拓する必要を感じて行きました。そして手拓してみれば、やはり肝心な所で読み違いをしていて、中山さんと一緒だったら大笑いされるところでした。この詳細は、後日多田氏に報告しましょう。ついでに、堂守をしていらっしゃいますご夫妻に、いつか東京からこの庚申塔を見たさに来る人がいますから、その時は宜しくと伝えて、大笑いしました。
午前中は、ここまでで終了です。何と時間が過ぎるのが早いこと。これだから、途中で手拓作業をサボってしまうことに也がちとなり、後で後悔するのです。トホホッ!
お昼を、市街地の「報徳今市振興会館」の木陰で取らせて頂きました。ここには、私が探し求めている昭和24年に起きた「今市地震」災害碑があるから来ました。以外にも、あっさりした内容にがっかりしましたが、それでもこれで新たに1基増えたと一人で大喜びです。
それにしても、日光街道は夏休みのために大渋滞となっている。そこで、その後は田舎へ行くことにして、昔に記録した碑塔類の再調査に明け暮れました。面白みはないのですが、これも最新情報に書き換えるためには必要なことと、早くも秋風が立ち始めた炎天下で、気持ちよい汗をかきながら充実した一日を過ごせました。
そうそう、今回の写真は本当に暫くぶりに訪ねた迦楼羅像です。