一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

徒歩日本縦断(1995年)の思い出・第13回「石狩平野」 …最も長く歩いた一日…

2012年06月07日 | 徒歩日本縦断(1995年)の思い出
石狩湾沿いの道を歩いた日(8月18日)は、 朝から夜まで、一日中、雨が降っていた。 前にも書いたことがあるが、雨の日は、距離を稼ぐことができる。 脇目もふらず、黙々と歩くからだ。 歩くことに集中するからだ。 その日、私は、早朝4時から歩き始め、 休憩さえほとんどとらずに歩いていた。 途中からとても気持ちよくなり、 どこまでも歩いて行けそうな気がした。 途中、石狩川を渡った。 長い橋であった . . . 本文を読む