一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

作礼山 ……ナメラダイモンジソウ、キッコウハグマ、センブリの花を楽しむ……

2021年10月06日 | 作礼山


10月5日(火)

今日は私の公休日。
天山へ行こうかと思ったが、
天山の秋の花は、もうほとんど見ることができたし、
今の天山は平日も登山者が多いので、
静かな山を好む私は、
久しぶりに作礼山へ行くことにしたのだった。

まずは山頂を目指して歩き始める。


池を右に見ながら、


ゆっくり登って行く。


小さな鳥居をくぐり抜けて、最初の石段。


最後に長い石段を登り、


東峰に到着。


天山から、


右に目を転じ、


鬼ノ鼻山から聖岳への稜線を眺める。


木洩れ日の美しい道を通って、




西峰(作礼山山頂)に到着。




西峰からの展望は良くないが、
わずかに唐津の海が見えた。


一旦、池の方へ下りて、


中ノ池と、


ジュンサイ池を眺める。


ミヤマシキミの赤い実を見ながら、花散策へ。


ツワブキの花がもう咲いていた。
ビックリ。


黄色い花つながりで、(笑)
アキノキリンソウ、


オタカラコウ、


キバナアキギリの花も見ることができた。


作礼山では、サザンカの原種である白い花を見ることができる。




今日、楽しみにしていたキッコウハグマにも逢うことができた。




小さくて、


可愛い花。


今年は、センブリもたくさん咲いていた。


アチコチで見ることができた。


嬉しい。


森の木々も少し色づき始めている。


作礼山には、九州では珍しい白いゲンノショウコが咲く。


ゲンノショウコには白い花を付ける白色系と、ピンク色を付ける紅色系とがあり、
日本では、富士川付近を境に東日本では白花が多く、
西日本では淡紅、日本海側で紅色の花が多く分布している。
なので、
作礼山の白花系のゲンノショウコは、案外貴重なのだ。


紅白のコラボも見ることができる。


ツクシミカエリソウもたくさん咲いていた。


いいね~


アケボノソウや、


ジンジソウにも逢うことができた。


ジンジソウは「人」の形をしているが、
こちらは「大」の形をしたナメラダイモンジソウ。


もう開花していた。


しかも、たくさん。


沢の流れを背景にパチリ。


なんて可愛いんだろう。




里に下りてくると、コスモス畑の花が満開になっていた。
気温の高い日が続いていたので、油断していたら、
もうすっかり秋になっていたのだ。
今日も「一日の王」になれました~


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