一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

“佐賀豪雨”後の鬼ノ鼻山へ ……センブリやアキノキリンソウが咲き始めていた……

2019年10月12日 | 鬼ノ鼻山・聖岳
10月11日(金)
久しぶりに、裏山の鬼ノ鼻山へ行ってみることにした。
8月末の“佐賀豪雨”で鬼ノ鼻山でも通行止めの箇所が多くなっていたので、
現在はどうなっているのかも知りたかった。

いつもの道には、まだ「通行止め」の看板があった。
だが、半分はゲートがなかったので、通り抜ける。


“佐賀豪雨”の直後には、こんな状況だった場所も、


きれいに片づけられ、通れるようになっていた。


“佐賀豪雨”の爪痕がまだ残っている。


その先にも……










ようやく“憩いの森”に到着し、
ここから鬼ノ鼻山にとりつく。


美しい林の中には、


早くもツワブキの花がたくさん咲いていた。


いいね~


鬼ノ鼻山への道が「通行止め」になっていたからだろう、
手入れもされておらず、登山者もいなくて、
稜線は草茫々となっていた。


鬼の展望台を通過し、


鬼ノ鼻山山頂へ向かう。


こちらも草に覆われている。


鬼ノ鼻山山頂に到着。


鬼のテラスへ向かう道も草が茂っている。


鬼のテラスに到着。


一ヶ月半前は、水に浸かっていた白石平野。
複雑な思いで眺める。


縦走路は、途中に崩落している場所もあり、注意しながら進む。


「みはらしの丘」に到着。


ここから先にも進んで行ったが、


道が見えなくなるほど草が生い茂っていたので、
ここから引き返す。


今日、出逢った花を少しだけ紹介しよう。
縦走路でいちばん多かった花は、ヤマハッカ。
よく見ると可愛い花だ。


ヒヨドリバナや、


サワヒヨドリの花も多く見かけた。


オミナエシや、


サイヨウシャジンもまだ咲いている。


稜線では、キアゲハも見ることができた。
近寄って撮っても逃げなかった。


ママコナや、


白花のママコナもまだ健在。


嬉しい。


アキノキリンソウも咲き始めており、


あちこちで見ることができた。


林床では、


ヒメアザミを見ることができた。
天山や作礼山ではよく見かけるが、
鬼ノ鼻山ではあまり見ないので嬉しかった。


フユノハナワラビも見ることができた。
花のように見えるのは胞子葉と呼ばれる胞子を包んだ袋をつけた穂で、
秋に葉を出し、枯れないまま冬を過ごし、春に枯れるので、このような名前がある。


オオハンゲを一株だけ見かけてビックリ。
鬼ノ鼻山はオオハンゲの多い山であるのだが、
花期は6月~8月なので、10月に咲いていたのは驚きだ。


そして、センブリ。


鬼ノ鼻山には、センブリのプチ群生地があるのだが、
低山なので、まだ蕾が多かった。


それでも、開花したセンブリを発見。


鬼ノ鼻山では貴重な花。


今日も一日の王になれました~

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