
6月10日(金)
前期高齢者になってからは、
「仕事が休みの日にすること」の優先順位に変化が生じた。
以前は、“映画”や“読書”を優先させることが多かったが、
今は“山歩き”を第一としている。
週に2回以上の“山歩き”をしないと、
体力の現状維持が難しくなってきているからだ。
“山歩き”の体力は、“山歩き”によってしか養われない。
今のところ、膝痛などの症状もなく元気に歩けているが、
いつ、歩けなくなるやも知れぬ。
体力の現状維持を保持していくためには、
意識して“山歩き”を選択しなければならないのだ。
……とは言え、嫌々“山歩き”をしているのではない。
“山歩き”は、“映画”や“読書”と同じくらい楽しい。
“山歩き”をした後の充実感は、何ものにも代えがたい。
だが、齢を重ねるにつれ、“山歩き”に対する気力が失われていく可能性は考えられる。
体力の衰えは、気力に衰えに通ずる。
体力を衰えさせないことが、気力の衰えの防御となる。
〈もうそろそろヤマトキソウが咲き出す頃だ……〉
そう思い、
今日は天山に登ることにした。
天川登山口から出発。

エゴノキの花がたくさん咲いている。

イタドリの葉が目立って増えてきた。

ナガバモミジイチゴの実。

美味しそう。

タツナミソウもたくさん咲いている。

ゆっくり歩いて行く。

あめ山分岐を通過。

いつもの場所でパチリ。

もうすぐ山頂。

天山山頂に到着。

展望はイマイチ。

南側は、雲が低く垂れこめている。

トンビが輪をかいていた。
(トンビが輪をかくと、そのうちに雨が降ると言うが、はたして夕方から雨が降った)

稜線散歩へ。

ミヤマキリシマはほとんど終わっていたが、
ヤマツツジはまだ咲いていて驚いた。




ミヤマキリシマの花も少しだけ残っていた。


ホソバノヤマハハコは順調に育っている。


ハンカイソウや、

タンナトリカブトの葉も茂ってきた。

食虫植物のモウセンゴケも元気。

稜線のヤマボウシは、花がほとんどなかった。
やはりハズレの年のようだ。

わずかに咲いていた花をパチリ。

驚いたことに、バイカイカリソウがまだ咲いていた。

いいね~

そして、ヤマトキソウ。

まだ咲き始めで、白くなっていないものが多い。

白くなっているものを探すと、
「あった~」

こちらにも咲いている。

角度を変えてパチリ。

ヤマトキソウが咲くと、梅雨間近。(九州地方は6月11日に梅雨入りした)

雨が似合う花でもある。

ハート石から左折。

いつもの場所で、

こんな風景を見ながら珈琲タイム。

本日の「天山北壁」。

再び、素晴らしい風景を楽しみながら、

山頂へ戻り、
散歩道へ。

キキョウソウや、

シモツケの咲く道を、

ゆっくり歩いて行く。

やがて、オオバノトンボソウが咲く場所へたどり着く。
ここはプチ群生地。

数株のオオバノトンボソウが姿を現していた。



中でも、一際大きかったのが、この株。

高さが50cmくらいあった。

まだ咲き始めなので、

トンボは飛び交っていないが、(笑)

数日後には、華麗に飛び交っている筈だ。

そのときにまた見に来ようと思った。

今日も「一日の王」になれました~


