一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

孫と登った天山 ……5年前は自分の足で登頂できなかった孫が再び天山へ……

2021年05月05日 | 天山・彦岳


5月3日(月)

私には、二人の娘がいて、それぞれ二人の子供がいる。
長女(36歳)には、二人の男の子(中学1年生と小学3年生)。
次女(35歳)には、二人の女の子(小学4年生と小学1年生)。
なので、私には4人の孫がいる。

5月2日から、2泊3日の予定で、
長女が小学3年生の子供を連れて遊びに来ていた。
長女は、わが家から車で1時間ほど離れた佐賀県内に住んでおり、
1~2ヶ月に一度は、子供を連れて泊りがけで遊びに来てくれる。(旦那に感謝!)
いつもは子供二人を連れてくるのだが、
今年(2021年)4月に中学に入学した長男はクラブ活動(野球)が忙しく、
今回は小学3年生の次男のみを連れて遊びに来た。

2016年3月に、
長女と、長女の子供二人と一緒に、天山に登ったことがある。


このとき、孫は、兄の方が7歳、弟の方が3歳だった。


兄の方は軽快に登っていたが、
弟の方は途中から「きつい、登りたくない」とゴネ始めたので、
私が抱えて山頂直下まで登った。


最後は兄に手を引かせて山頂へ向かわせたが、


弟の方は、この日は、純粋な意味で、自分の足で登頂することはできなかった。


あれ以来、自分からは「山に登りたい」とは言わないので、
無理強いすることなく5年が過ぎたのだが、
今回、わが家に来たときに、珍しく自分の方から、
「ジイジ、山登りがしたい」
と言ってきた。
〈この絶好の機会を逃してなるものか!〉(笑)
と、
この日は午後から仕事だったにもかかわらず、
早朝、小学3年生の孫を連れて天山へ向かったのだった。

まだ朝早いということもあって、天川登山口駐車場には1台の車もなかった。


勢いよく歩き出す孫。


「最初はゆっくりね~」
と声をかける。


新緑の中を、軽快に登って行く。


「ガレ場は足もとをよく見てね~」
とアドバイス。


道標がある場所に着き、


道標の意味を教える。


5年前とは違い、スイスイと登って行く孫。


ちょっと休憩して、ミツバツツジを観賞する。


樹林帯を抜け、


いつもの場所で、パチリ。


その後も孫は軽快に登って行く。


「この辺りは岩がツルツルして滑りやすいので注意してね~」
とアドバイス。


小さな花(バイカイカリソウ)にも目を留めることを教える。


山頂が近くなってきた。




もうすぐ山頂。


天山山頂に到着。


今回が、純粋な意味での初登頂。


バンザ~イ!


5年前に比べて大きく成長した。


私も一緒に、バンザ~イ!


大展望にも満足したようだ。


リュックには、好きなお菓子と飲み物を入れさせていたので、
この後、腰を下ろし、展望を楽しみながら、おやつタイムとした。

「今度来たときには、稜線歩きもしような」
と、約束し、


山頂を後にした。


下りも軽快に歩き、


無事に、ゴール。


下山すると、駐車場はほぼ満車であった。


帰路、厳木ダムを見学し、孫との時間を楽しんだ。
孫の成長を感じさせられたこの日の登山であった。
今日も「一日の王」になれました~


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