一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

八幡岳 ……シロバナアキギリやタヌキマメに今年(2016年)も逢いたくて……

2016年09月25日 | 八幡岳・女山(船山)・眉山


このところ、続けて天山に登っていた。
秋の花が次々に開花し、
一時も目が離せなかったからだ。
その天山も、
9月22日にリンドウが開花し、
秋の花がほぼ咲き揃った。
そのことによって、
私の方も、ちょっと落ち着いた。(笑)
〈八幡岳の秋の花はどうなっているだろうか……〉
と、他の山にも目が向けられるようになった。(エライ!)

ということで、
今日は、八幡岳へ行くことにした。
朝は、町内行事の「彼岸の道づくり」という町道の除草作業をしなければならなかったので、
その作業が終わった10時頃に、八幡岳へ向かったのだった。

まずは「蕨野の棚田」の展望所に立ち寄る。
もう稲刈りが終わった田もあった。


ハートの上部には、ヒガンバナの赤い色も見える。


今日の天気は、曇り。
展望はあまり期待できないだろう。


オオキツネノカミソリは、すっかり姿を消していた。


ケヤキの葉が美しい。


山頂には誰もいなかった。


では、八幡岳で出逢った花々を紹介しよう。
ヒキオコシが過剰なほど咲いていた。




ツリフネソウも負けず劣らずたくさん咲いていた。




八幡岳では、レモンエゴマを各所で見ることができる。


葉をちぎって匂いを嗅ぐと、レモンの匂いがするんだよ。


ミゾソバの花もたくさん咲いていた。


金平糖のような花で、美味しそう。


八幡岳にもアケボノソウがたくさん咲いていた。


嬉しい~


普通は、花弁は、このように5枚だが、


八幡岳では、このように花弁の数が少ないアケボノソウをよく見かける。


不思議だね~


天山と同じく、
オミナエシや、


オトコエシや、


ヒヨドリバナや、


サワヒヨドリや、


オトギリソウや、


ノダケや、


ミズタマソウなども咲いている。


いいね~


八幡岳のアキチョウジは、色が薄くて上品。


季節外れのスミレも咲いていた。


さあ、そろそろ、目的の花を紹介しよう。
八幡岳には、現在、キバナアキギリがたくさん咲いているが、


ある場所にだけ、シロバナアキギリが咲く。
果たして、今年は……


咲いてました~


今年も逢えて嬉しい~


いいね~


次に、タヌキマメを探しに行く。
なかなか見つからず、諦めかけた頃に、
花も葉も虫に食われたタヌキマメを発見。


でも嬉しい~


さらに探すと、
「あった~」


こちらは、先ほどのものより美しい。


タヌキマメは、私を幸せな気持ちにしてくれる。


八幡岳のセンブリは、
まだ咲いていなかったけれど、


準備は万端のようだ。
これからも楽しみな八幡岳。
今日も「一日の王」になれました~

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