一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

シリーズ「麓から登ろう!」30.作礼山 ……道の駅「厳木」から登ってみた……

2014年06月21日 | シリーズ「麓から登ろう!」
ヤスさんに大きな仕事が入り、
6月下旬から7月下旬までの約1ヶ月、
ほとんど休みが取れない状況となった。
よって、しばらくは、単独行の山歩きとなる。

夏山シーズンが近づいてきたので、
(北アルプスに行けるかどうかはまだ分からないが、)
これからしばらくは、体力強化の為、
シリーズ「麓から登ろう!」が主体の山歩きとなる。

今回は、作礼山。
麓から登るとなると、
単調な車道歩きを想像されるかもしれないが、
この時期の作礼山山麓は、
アジサイに彩られているので、楽しんで歩けるのだ。
イチヤクソウやウメガサソウにも逢える可能性が高い。
今日は雨の予報だが、
全天候型アルキニストなので、まったく問題はない。


8:09
道の駅「厳木」を出発。
雨は降っておらず、
いつ雨が降ってもいいように準備して歩き出す。




彼方に見えるのが、作礼山。
まだまだ遠い。


思った通り、
麓からの道は、アジサイロードと化していた。


いいね~




向う側の道沿いも、アジサイに彩られている。


厳木町や相知町は、アジサイで町全体を美しくしようとの意識が窺える。




歩いていても楽しい。


9:21
この分岐を左へ。




ユキノシタや、


ホタルブクロを見ながら登って行く。


栗ノ木登山口にさしかかる。
現在はほとんどが9合目駐車場から登るので、
このルートを利用する人が少なく、草茫々。


道標も草に埋もれている。


私は直進し、ここから左へ。


やや荒れ気味ではあるが、雰囲気は悪くない。


ウツボグサや、


オカトラノオが咲いている。




10:03
白木木場ルートに合流。


低い鳥居をくぐって植林帯へ入って行く。


コナスビの花がカワイイ。


巨石がゴロゴロしている。


栗ノ木ルートと合流。


10:31
展望岩に到着。


まったく展望はないと思っていたが、
案外遠くまで見えてビックリ。


ここから先は、私の好きな道。


9合目駐車場からしか歩かない人は、
見ることのできない道。


こんな道を歩かないなんて、勿体ない。


作礼山の東峰と西峰をつなぐ道へ出る。


まずは東峰へ。
フタリシズカは花期を終えていたが、


イワガラミや、


ヤマツツジは、今が真っ盛り。


山頂のヤマボウシも見頃を迎えていた。




897ピークもまばらに白く染まっている。
(九千部岳には負けるけどね)


雨の予報だったので、
展望は期待していなかったのだが、
天山もくっきり。


東峰には10人ほどの団体さんがいたので、
早々に西峰へと移動する。
西峰へ続くこの道も雰囲気が好い。


作礼山のキャンプ場が閉鎖になり、
現在各所で施設の取り壊しが行われているが、
この場所にあった展望台もなくなっていた。


そして、あの悪評高いすべり台も撤去されていた。
これは喜ばしい事。


11:20
作礼山山頂(西峰)に到着。




ここで軽く昼食。
11:32
団体さんが来るまえに出発。(笑)

ジュンサイ池の周囲も、ヤマツツジが美しかった。


モウセンゴケもびっしり。


9合目駐車場へと続くこの道は、
普通は雰囲気の良い道なのだが、
工事車両が通過する為か、
道に轍ができており、ガッカリ。


9合目駐車場には、
工事車両の他、
あの団体さんのマイクロバスが駐まっていた。
(福岡ナンバーだった)


897ピークを間近から見る。
ヤマボウシが目立つね。


車道を下って行く。
この道もヤマボウシが多い。
ヤマボウシ越しに897ピークを眺める。


ヤマボウシを楽しみながら下って行く。


かなり下ってから、作礼山を見る。
山頂付近は、ガスってきている。


13:10
「環境芸術の森」の前を通過。


本日の「要注意人物」。(笑)


13:21
往路との合流地点を通過。




さらに下って、振り返る。
作礼山山頂は、雨が降っていることだろう。


アジサイの花を楽しみながら下っていたら、


道の駅「厳木」の佐用姫の像が見えてきた。


14:22
道の駅「厳木」に到着。
約6時間の山歩きだった。
雨はまったく降らず、快適に歩くことができた。
感謝。


今日は、意外な場所で、多くのイチヤクソウに出逢うことができた。


これも、麓から歩いたお蔭。


こんな密生したイチヤクソウにも出逢えた。(笑)


そして、咲き始めのウメガサソウにも出逢うことができた。


やはり、6月の作礼山はイイな~
今日も「一日の王」になれました~

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