一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

くじゅう(天狗ヶ城・中岳) ……今季初の霧氷を楽しんできました……

2015年11月29日 | その他・佐賀県外の山
今日は、ヤスさんとの山歩きの日。
11月26日(木)からグンと気温が下がり、
28日(土)までは雲仙や由布岳やくじゅうなどで霧氷が見られたようだが、
我々が山へ行く29日(日)は気温が上がるとのことで、(トホホ)
霧氷が見られるかどうか微妙な感じになってきた。

「なんとしても今季初の霧氷を見たい!」
とヤスさんと意見が一致したので、
気温は高めだが、
「とりあえず九州本土で一番高い場所に行ってみよう!」(オイオイ)
ということで、
くじゅうの中岳と、その隣にある天狗ヶ城へ行くことにした。

もし霧氷ができていても、
気温が上がればすぐに霧氷も消えてなくなるので、
「早朝が勝負!」
ということで、
午前5時に某所で待ち合わせをし、
一路、くじゅうへ。

6:30
牧ノ戸峠の駐車場に到着。
早朝にもかかわらず、駐車場にはすでに多くの車が駐まっていた。


すぐに準備をし、軽くストレッチ。
6:42
牧ノ戸登山口を出発する。


前方の山が白くなっている。
「たぶん霧氷ですよ!」
と喜び勇んで歩き出すヤスさん。


しばらく登ると、霧氷が見え始めた。


第一展望所に着くと、
霧氷で山が白くなっている。
嬉しくなる。


霧氷を見ながら登って行く。








途中、立ち止まって、振り返る。
素晴らしい風景。


第二展望所から登り始めの所が、
すごい霧氷であった。


そこからしばらく登ると、
展望が開ける。


ワクワクするような風景だ。


短い霧氷のトンネルを抜ける。


沓掛山から少し下った所から見た眺め。




「くじゅうに来て正解でしたね」
とヤスさん。


沓掛山を下り、
フラットな道になっても素晴らしい風景が続く。


芸術作品のよう。




カリフラワーのような霧氷もある。(笑)


星生山が見えてきた。


斜面はすべて霧氷。


ヤスさん、激写につぐ激写。


ずぅ~と向うまで、霧氷。




青空に霧氷が映える。




誰かが作った雪ダルマがあった。


「スゴイ、スゴイ」
と言いながら歩いて行く。




霧氷の中を彷徨う。








ヤスさんを捜せ!(笑)


霧氷に埋没してしまっているヤスさん。
幸せそうだ。


霧氷のトンネルに入り、


抜けると、
このような景色が待っている。


霧氷と月。


言葉にならないほどの感動。




山の端から太陽が顔を出す。


すると、風景が、一段と輝き出す。








「あっ、久住山が見えてきた!」


久住山が背景にあると、
すべてが絵になる。








8:35
久住分れ避難小屋を通過。


久住山・中岳分岐を左へ。
中岳の方へ歩いて行く。
この辺りの霧氷も美しい。


久住山の方からガスってきた。


御池を右に見ながら天狗ヶ城へ登って行く。
残念ながら、御池はまだ氷結していなかった。


それにしても美しい眺めだ。


ここでも、ヤスさん、激写につぐ激写。


天狗ヶ城の山頂が近くなると、
風が強くなる。
岩の間に、太陽。(いいね~)


エビの尻尾の向うに久住山が見える。


久住山山頂部のガスが流れた瞬間をねらってパチリ。
山岳美に酔いしれる。


天狗ヶ城の山頂が見えてきた。


9:10
天狗ヶ城に到着。
今日は、カカポくんを連れてきた。


中岳の方へ下って行く。
ここの霧氷もスゴイ。


カッコイイ、中岳。


中岳にとりつく。


岩の間を縫うように登って行く。


9:29
中岳山頂に到着。


ここが九州本土で一番高い場所。
カカポくん、ご満悦。


朝が早かったので、ここで、風を避けながらの軽めのランチ。

9:45
中岳山頂を出発。

10:03
御池を通過。


復路、驚いたことに、
霧氷はほとんど消えていた。


この時間に登ってくる登山者は多かったが、
もう、あの素晴らしい霧氷を見ることはできないのだ。
「朝早く出発して正解だったね」
と、ヤスさんと好判断を称えあったものだった。


11:49
牧ノ戸登山口に戻ってくる。
約5時間の山歩きであった。


「“いきなり団子”が食べられるぞ~」
と、小躍りする私。(爆)


いや~、美味しかったです。


今季初の霧氷もたっぷり見ることができて、
もう、言うことなし。
今日も「一日の王」になれました~

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