一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……カキラン、マイサギソウ、ホソバシュロソウ、オトギリソウ等が開花……

2024年07月03日 | 天山・彦岳


7月2日(火)

今日は、私の公休日。
「雨のち曇り」の天気予報だったので、
午後から天山へ行ってみることにした。

天川登山口駐車場には一台の車もなかった。
嬉しい。


出発。


夏草が生い茂り、登山道が狭くなっているように感じる。


なんと、アキノタムラソウがもう咲いていた。


いいね~


あめ山分岐を過ぎた辺りから、


登山道は沢と化していた。




……ということもあろうかと、今日は長靴を履いてきた。(笑)


下界では陽も差し始めていたので、
〈もしかしたら晴れるかも……〉
と思っていたが、甘かった。
天山はガスっており、山頂が近づくにつれガスは深くなっていった。


コバギボウシはあちこちに咲いており、


楽しい。


オトギリソウを発見。


嬉しい。


天山山頂に到着。


稜線散歩へ。


ホソバシュロソウがもう咲いていた。


ビックリ。


テリハアカショウマや、




サイヨウシャジンも咲いている。




オカトラノオは、今が盛りと咲いている。




雨の日が続いていることもあって、モウセンゴケも元気一杯。


あちこちで見掛けた。


私の好きなノイバラの花も、水滴を纏って美しかった。


北アルプスなどで見るサンカヨウのように、花びらが少し透けているのが好い。


これまで天山の主役であったヤマトキソウは姿を消しつつあるが、


キュウシュウコゴメグサは数を増してきた。


マイサギソウも開花しており、


あちこちで見ることができた。


まだ咲き始めではあるが、


舞い始めている株もあった。


いいね~


稜線の水溜りに、


なんとアメンボがいた。
〈山の上の水溜りになぜアメンボがいるのだろう……〉
と思って調べてみると、
アメンボは、あまり飛べるように見えないが、
500mぐらいはなれたところ所から、飛んできている例があるとか。
梅雨が終わり、水たまりが乾いて小さくなったら、またどこかへ飛んで行くのでしょうね。


いつもの場所でパチリ。
ガスっていて何も見えず。


本日の「天山壁」。


最後に、本日の目的の花、カキラン。
まだ蕾が多かったが、


咲き始めていた。


こちらはもう開花していた。
だけど、長雨に打たれ、なんだか萎れている。


風も強く、揺れるので、うまく撮れない。


こちらも開花しているが、


唇弁が開いていない。


でも花の形は美しい。


こちらも開花しているようだ。


覗き込んでみると、唇弁も見えている。


美しい。


梅雨入りして、しばらく天山に来なかった間に、
いろんな花が咲き出して稜線は変貌を遂げていた。
マツムシソウや、


タンナトリカブトの葉も姿を現していた。


これからの天山が楽しみでならない。
今日も「一日の王」になれました~


この記事についてブログを書く
« 多久・聖光寺 ……咲き始めた... | トップ | 『道との遭遇』 ……隧道、暗... »