一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

登吾留山 ……年が明けたばかりなのに、もうバイカイカリソウが咲いていたよ……

2017年01月08日 | 登吾留山


干支の山・鷹取山で“登り初め”をした後、
次に向かったのは登吾留山。
この登吾留山で、昨年の1月6日に、バイカイカリソウを見た。
バイカイカリソウの花期は4月~5月とされているが、
この登吾留山では、なぜか1月初旬から咲き始めるのだ。
果たして今年(2017年)はどうか……

美しい小川を見ながら、


ここから登って行く。


どこにでもある、普通の里山だ。


ゆっくり登って行く。


雰囲気の好い山道だ。


こういう道を歩くのが大好き。


イイね~


小さな九十九折の道を登りつめ、


黄色い花を右手に見ながら歩いて行き、


ここを抜けると、


山頂に到着した。
なかなか眺めの良い山である。


では、この登吾留山で出逢った花たちを紹介しよう。
登山口にはホトケノザや、


オオイヌノフグリが早くも咲き出していた。


オドリコソウや、


スミレも咲いていた。


登山道沿いには、アザミも咲き始めていた。
美しい~


春の花に交じって、
なんと、アキノタムラソウがまだ咲いていたので、ビックリ。


里山には、秋と春の花が混在していて面白い。


で、バイカイカリソウはというと……
咲いてました~


嬉しい~


なぜ、この登吾留山だけ、1月から咲くのだろう。
バイカイカリソウの咲く山はたくさん知っているけれど、
こんなに早く咲く山は、他にはない。


本当に可愛い花だ。


見ていて飽きない。


花の写真を撮っていたら、
地元のおじいさんが登ってきて、
「珍しい花なのかい?」
と訊いてきた。
「どこででも見られる花ではなく、しかも1月初旬から咲いているなんて、かなり珍しいです」
と答えると、
「雑草かと思ってたよ」
と、笑いながら追い越して行かれた。


小さな花なので、
近寄って、よ~く見ないと、この花の良さは解らない。


今年も、年明け早々に、バイカイカリソウの花に逢うことができ、
幸先の良いスタートが切れた。
2017年も、毎日が「一日の王」となれる様に、
頑張るよ~


この記事についてブログを書く
« 鷹取山 ……干支の山で、城主... | トップ | 冬日の天山 ……光る太陽、煌... »