一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

冬日の天山 ……光る太陽、煌めく氷、眩い山頂、輝く道、美しき海……

2017年01月11日 | 天山・彦岳


今年(2017)の“登り初め”は鷹取山であった。
次に登るのは、やはり、ホームマウンテンである天山であろう。
今年は、「例年にも増して数多く登ろう」と思っている天山。
今日は、その、
何十回と登るであろう“2017年の天山登山”の第1回目。

登山口の駐車場には1台の車もなく、
静かなる一人の山が楽しめそうだ。
ゆっくりと歩き出す。


登山道の深くえぐれた所に、霜柱がびっしり。


霜柱の壁となっている。


いいね~


かなり冷え込んでいる。


水たまりは、氷が張っており、様々な模様を見せてくれる。




なんて美しいんだろう。




場所にはよっては、粉雪の痕跡も……


プチ氷瀑もあった。




もうすぐ山頂。
太陽が眩しい。


天山山頂に到着。
新しい標識を見ていたら、
1月3日に悟空さん達が天山に来られていたのを(ブログで見たのを)思い出した。
この標識を前に、Rちゃんが記念撮影しておられた。


光に満ちた稜線を歩き出す。


しばらく歩き、振り返る。
ここまで、誰にも会わなかったし、
この後も、誰にも会わなかった。
(あっ、元旦の御来光登山者は300人もいたんだって)


凍っている道。
輝いている道。


霜柱も、あちこちに見られる。


姿を変えたタンナトリカブトや、


ホソバノヤマハハコを見ながら歩いて行く。




いつもの場所に佇む。


本日の「天山壁」。


「彦岳が見える所まで……」と思って歩いていたら、
印象的な枯れ木を見つけた。


いいね~


彦岳が見えた。


ズーム。
その彦岳の彼方に、
先日登った鷹取山がある筈。
しばし、眺めを楽しむ。


さあ、戻ろう。
右手に、脊振山地を見ながら歩いて行く。


私だけの天山。


佐賀平野の向うに、有明海が輝いている。


ズーム。


もっとズーム。
美しい~


山頂に戻ってきた。


山頂からの眺めを楽しみ、下山した。


下山後に向かったのは、「天山スキー場」。


九州の人はご存じだと思うが、
九州以外の読者の方は、
〈まさか佐賀の天山にスキー場があるなんて……〉
と思われるのではないだろうか?


紹介がてらに、スノボでひと滑りして(ウソウソ)、
帰路に就いたのだった。
今日も「一日の王」になれました~


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