一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

梅雨の晴れ間の作礼山で遊ぶ ……モウセンゴケやジュンサイの花を楽しむ……

2020年06月24日 | 作礼山


6月23日(火)
今日は久しぶりに作礼山へ行ってみることにした。

作礼山は、かつては静かな山であったのだが、
“花の名山”と気づい(てしまっ)たYAMAP族によって、
ここ数年は騒がしい山となってしまった。
週末ともなれば、
福岡や長崎など、県外ナンバーの車が9合目駐車場を占領し、
どこを歩いても人の声がするようになった。
なので、静かな山を愛する私としては、
自然と作礼山から足が遠のいてしまっていた。

エビネなどの春の花も終わり、
少し登山者が少なくなった梅雨時の平日ならば、
作礼山でも静かな山歩きができるのではないかと考え、
仕事休みの今日、行ってみることにした。

雨の作礼山を期待していたのだが、
晴れてしまった。(笑)
駐車場には福岡ナンバーの車が一台きりだったので、
静かな山歩きが楽しめそうだ。(結局、この車の人とは会うことがなかった)


木洩れ日が美しい。


途中から左折し、東展望岩の方へ登って行く。


私の躰のすべてが緑に染まっていくようだった。


東展望岩に到着。
ここからの眺めが素晴らしい。


愛する天山も見えた。


一旦下って、登り返すと、


東峰にある石の祠が見えてくる。


東峰に到着。


祠の傍らにあるヤマボウシの花が美しかった。


西峰へと続く道も美しい。


ヤマツツジがまだ咲いている。


西峰(作礼山山頂)に到着。


ここから池巡りへ……
作礼山には、三つの池があり、
中の池、


じゅんさい池、


みどり池と、
それぞれに表情が違う。


じゅんさい池には、この時期、ジュンサイの花が咲く。


誰も気が付かないが、
これが殊の外美しい。


池の周囲にはモウセンゴケが多く植生し、


梅雨のこの時期に花を咲かせる。


この小さな花が、実に可愛い。


ずっと見ていたい感じ。




コナスビも花もたくさん咲いていた。


オオバノトンボソウはもうすぐ開花するだろう。


森に入ると、


雨の多いこの時期は、キノコがたくさん。




キノコはすぐに虫に喰われてしまうのだが、
完璧な形のキノコを発見。


素晴らしい!


一人、森の中にいる楽しさ。


イチヤクソウも咲いている。


今年は、例年よりも花が少ない感じ。


ウメガサソウも咲いている。


花は終盤を迎えていたが、多くのウメガサソウに逢うことができた。


今日も「一日の王」になれました~


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