6月23日(火)
今日は久しぶりに作礼山へ行ってみることにした。
作礼山は、かつては静かな山であったのだが、
“花の名山”と気づい(てしまっ)たYAMAP族によって、
ここ数年は騒がしい山となってしまった。
週末ともなれば、
福岡や長崎など、県外ナンバーの車が9合目駐車場を占領し、
どこを歩いても人の声がするようになった。
なので、静かな山を愛する私としては、
自然と作礼山から足が遠のいてしまっていた。
エビネなどの春の花も終わり、
少し登山者が少なくなった梅雨時の平日ならば、
作礼山でも静かな山歩きができるのではないかと考え、
仕事休みの今日、行ってみることにした。
雨の作礼山を期待していたのだが、
晴れてしまった。(笑)
駐車場には福岡ナンバーの車が一台きりだったので、
静かな山歩きが楽しめそうだ。(結局、この車の人とは会うことがなかった)
木洩れ日が美しい。
途中から左折し、東展望岩の方へ登って行く。
私の躰のすべてが緑に染まっていくようだった。
東展望岩に到着。
ここからの眺めが素晴らしい。
愛する天山も見えた。
一旦下って、登り返すと、
東峰にある石の祠が見えてくる。
東峰に到着。
祠の傍らにあるヤマボウシの花が美しかった。
西峰へと続く道も美しい。
ヤマツツジがまだ咲いている。
西峰(作礼山山頂)に到着。
ここから池巡りへ……
作礼山には、三つの池があり、
中の池、
じゅんさい池、
みどり池と、
それぞれに表情が違う。
じゅんさい池には、この時期、ジュンサイの花が咲く。
誰も気が付かないが、
これが殊の外美しい。
池の周囲にはモウセンゴケが多く植生し、
梅雨のこの時期に花を咲かせる。
この小さな花が、実に可愛い。
ずっと見ていたい感じ。
コナスビも花もたくさん咲いていた。
オオバノトンボソウはもうすぐ開花するだろう。
森に入ると、
雨の多いこの時期は、キノコがたくさん。
キノコはすぐに虫に喰われてしまうのだが、
完璧な形のキノコを発見。
素晴らしい!
一人、森の中にいる楽しさ。
イチヤクソウも咲いている。
今年は、例年よりも花が少ない感じ。
ウメガサソウも咲いている。
花は終盤を迎えていたが、多くのウメガサソウに逢うことができた。
今日も「一日の王」になれました~